読書ノートを詳細にとるようになって その後の変化を思索する
読書ノートのフォーマットの変遷があったことを以前の記事で報告しました。
ここの記事にある一番最新の読書ノートのフォーマットに記録する様に切り替えて、丁寧に記録するようになってからそろそろ100冊に近くなってきました。
いろんな効用が出てきているようで、それについて考察したいと思います。
まずは読書ノートフォーマット自身について考察してみたいと思います。
直近の読書ノートのフォーマットの効用
最新のノートのフォーマットを使うことによって、著書の中身を理解して自分で解釈し、それをノートに記す(入力する)ことになるので、読み終わった後にさっと読み直ししているような感じがしています。
さらに、質問形式で設問があるので、その質問に沿って入力していると、徐々に「内容を反芻するモード」や「内容を押さえた上で思索するモード」に入れるようになっているような気がします。
質問内容には、気になったフレーズなども記入する質問もありますので、仕上げるのに少し時間がかかるようになりましたが最近では、読了後すぐにまとめよう、という習慣がついてきました。逆にすぐにまとめないとなんだか不安になります。
各著書の気になる内容にしっかりとフラグが立つようになってきたので、Evernoteの検索機能を使って、実生活で「はて、こんな内容の話読んだなあ」というときに検索をかけて確認する頻度が非常に増えました。
以上のように、読書ノートを詳細にとるようになって著作を血肉化するのに役に立っているのではないかと考えます。
ところで、こんな今日この頃でしたが、職場の委員会で年度末のまとめ(雑感というか所感というか)の文章を作ることになりました。
最近、職場で年度末のまとめの文章を作ることがあった
まとめの文章を書くときには、今回はせっかくだからポメラでテキストデータで内容をつくり、Wordで整形し、さらにPDFファイル化して電子メールに添付する方法で配布することにしました。
ポメラで当該文書を作るときには、「ネタの断片」から「ネタ」を切り取って新しいファイルをつくったところからのスタートと一緒と考えましたので、まずはファイルをつくり、題名を書いて(これが「ネタ」です)アウトラインモードで、骨格を考えました。
骨格を考えて内容を忘れそうなものについては内容の端緒になるような文章を添えておきました。
数日間熟成させた後、構成を固定して、ざっと書き上げました。
かかった実質時間は1時間程度だったと思います。
分量としてはA4で2枚弱です。
書き上げた後も半日ほど熟成させて、文体などの外形的な推敲を行い、Wordに貼り付け、体裁を整えました。
それをPDFファイルとして保存しました。
ここにかかった時間は15分ほど。
そして、メールに添付し、発送しました。
文章が書きやすくなった
今回は職場での文章作成でしたが、いままでは文章を書くとしても結構億劫だったり(今回もそれなりに億劫だったけどそれ以上でした)、なかなか文章がうまくまとまらなかったりしましたが、今回はアウトラインプロセッサを使うことによって非常に集中して、そして容易に書けました。
もちろんポメラ、という集中をサポートしてくれるガジェットがあったことも大きいです。
さらに、読書ノートを記録することでアウトプットの量が飛躍的に増えたからだと考えますがこれも影響していると考えます。
文章の「息が長くなった」
書いた後に自分なりに吟味してみましたが、文章の論理構造が少しましになっているのかも知れないなと思いました。
いままではだらだらと長いだけの文章があったり、ブツブツ途切れていたりした文章ですが、流れができてきたので、相変わらず文章は長めで、うまく表現できませんが「息が長くなったな」という感じがしました。
ところで、一番心配していたのが、委員会の委員の方々の文章を読んでの感想です。
職場での読者の反応
言いたいことがよく分かった、とか、普段言っていることをうまく文章にまとめたね、とか結構お褒めのことばをいただきました。(ひょっとしたら陰口は裏で言われているかも知れませんがwww)
読書ノートによる読了本の自分への血肉化やここのところのアウトプットの練習の成果を感じられる出来事でした。
まとめ
読書ノートから始まるアウトプットの練習が生きたなあと感じました。
普段でもより思索をしっかりとすることによって様々なことに自分なりの意見を人に言えるようになっているとも思います。
これからも読書ノートを中心に自分の知的空間を広く、充実したものにしていきたいと思います。