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金融資産の乱高下に振り回されたから今がある話

おはようございます。
世は金融資産戦国時代、政府の追い風に新NISAは隆盛を極め、億り人の量産機関の暗号資産、安全資産の金などはたった20年で約10倍と下手な株より「金」だったのか思わせる後悔のそれは、昔振った女子が絶世の美女になったことに当時に自分を憎むが如くであろう。
時流とは恐ろしいもので、ひと昔前までお金の話をするのは美徳に欠けるという国民性はどこへやら、今や小学生まで金融リテラシーという名前のマネーゲームに巻き込まれ、実益を生む一次産業はどこかの市長に低学歴の人間のすることだと揶揄され、生物として生きるのに不要なことに注力する現代、将来お米を作るのは完全AI化された農業なのかとため息をついている今日この頃・・・晴天の霹靂はやってくる。

ブラックマンデーである

約束されたはずの未来が瓦解する様は、多くの人に「株」というものが安全資産でないことを再確認させるに十分すぎた。
サクセスストーリーに踊らさられた己を嘆き、数万から数千万、恐らくは億の損失をだした方も多くいたのではないだろうか。そして多くの新人投資家が狼狽売りをした翌日、プロの方々は買い増し、過去最高の上げ幅の利ザヤをかっさらい、世の憔悴とは裏腹にホクホクの笑顔でコーヒーを飲む様は想像に容易いというものである。

と、そんなうまいことできていればこんなnoteは書かないもので、かく言う私はと言えば、ただ仕事をして、WBSで起こった事実を後発で確認し、気づいた時には目減りした私の資産を楽天証券さまから教えてもらうだけであった。ご逝去された私の諭吉様たち・・・南無~~。

そんな私が金融資産を始めたのは、6年くらい前だろうか、転職をきっかけに昔から夢見た株と暗号資産を始めてみたい!と、前職の退職金をオールイン。
ちなみにスタートは、NISA、個別株、金、ビットコインと節操のないポートフォリオを組み、毎月積み立てをするために貯金はほぼゼロの生活がかなり続いている。いわゆる投資貧乏である。

始めた当初は本当にきつかった。NISAと金は微増微減を繰り返すも、瞬間的に利益を出してくれたビットコインを利確した次の週、イーロンマスクさんのおかげでビットコインは急騰。急いで買い戻した私を待っていたのは急落。なんて日だ!!
結局ビットコインもマイナスで落ち着く始末。
金はと言えば数年にわたる調整局面にバフェット太郎さんのおっしゃるカップウィズハンドルを信じて保有するも、娘の学費のために半分以上を切り崩した3か月後に8,000円台から一気に1万円台に高騰、残念無念の極みである。
とはいえ個別株の上げ下げに比べれば可愛いもので、スタート当初は自分の資産が5,000円10,000円増減するのが気になりすぎて、仕事中何回トイレに行ったか数えきれなかった。
結論投資初年度は紆余曲折を経て、マイナス着地となったことは言うまでもないが、おかげで乱高下への耐性だけはつけることができた。

というわけで、はっきり言ってしまえば長期投資と配当目当ての資産形成だけを目的とした私からはブラックマンデーもどこ吹く風である。
そもそもなにを今になって騒いでいるのか。元の始まりをいうならコロナ後のマイナス金利に胡坐をかく経済界に昨年FOMCが利上げをしたことから全てが始まっており、円安もその一環にすぎない。それをメディアがネットの切り取りのように報じるから、さも急に起きたことのように報じられ、市民を不安のどん底にたたき落としているだけではないか。
なれば今まで散々株高だ、新NISAだと美味しい話ばかりを報じてきた報道への断罪をしなくてよいわけがないのだが、素知らぬ顔でマイナスになった新人投資家ばかりを放送するクソ取材には吐き気しか覚えない。そしてお約束の、「こんな状況だから仕方ない、みんなで苦しもう」みたいな日本人特有の仲間意識を扇動し、さもこれは仕方のないことなんだという風潮にする。こんな中でもしっかり利益を出すのが本当の投資家なのだから、真の金融リテラシーを浸透させたいのならば、そっちの取材こそちゃんとしてほしいものである。
とこんなことを考えている人もそんなにはいないことが、金融リテラシーの低さなのかもしれないが、新人投資家の皆さん、とりあえず目先の答えはどんなプロの投資家にもエコノミストにも読めませんよ。
ただ一つ言えるのは恐らくアメリカ経済はしばらく低迷するだろうということくらいです。え?なんでそんなことが言えるのかって?

そりゃ、バフェット太郎さんがそう言ってるからですよ。
悪しからず。


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