7月16日 19日目 「Who am I?」
忙しいというか、毎日が疲れすぎて日が飛んだ。
考えることも多いし。
言い訳だな。
もう2週間か。
こっからは、少しずつまた日記を書けたらいいな。
毎日メモはしてるんだけど、間も埋めつつ。
もうすぐで、3日後には、三越への出展。
動いてるのはほぼシェフ。本当にそれでいいの?
でも、力不足というか。看板とか、こっち来てからもう二週間以上経ってるっていう焦りが出てくる。
看板なんて、好きにしていいって言われたのに変に遠慮してる。
マイナーチェンジしかしてない。もっと色々試さないと行けないのに、時間も、実力も、想像力もない。
やりたいことがなくて、全てやらなきゃいけないに変換される。
全部足りないに変換される。そこで思考にブレーキがかかる。
でも、時が止まったとしても、自分の納得いくものは出来ないんだろうなと思う。
どうしたら苦しくなくなりますか?
はぁ…
まあ見つけるしかないんだけどな。見つからなくても動き続けるしか。
醜くなる覚悟が足りない。嫌われることも。
ただでさえ醜いのに。もっとそうなる覚悟が。
周りの人は優しいからな。自分でそういうラインをつけて、越えないようにする癖があるんだろう。
誰かに我が儘を最後に言ったのはいつだっけ?
まあいいや。
今日は午前の9時から、お店はレストランではなく、スペースとして貸し切りでした。
ちょっと早起きして、店を整えて。
ということで、今回は動画?の撮影の貸し切り。
前の食事会とは違ってスペースとしての意味合いしかない。
ようつべかどこかのプラットフォームで、公開するドラマみたいな?
結構な数の人が店の中へ入ってきた。
一応聞いていたのは、ファッションショーなんだけど。ドラマみたい。台本もあった。
高校生時代は演劇部だったので、こういう撮影を見るのは好き。
バミリとかいうクソ懐かしい単語!
ちなみに意味は、立ち位置とか、セットの置く位置とか分かりやすくするため、貼るテープのこと。
懐かしいといっても、4~5年位前か。
変わらないね。悪い意味で、俺は。
シェフは今日の貸し切りは俺に任せて、お休みだ。
あのスパ、ラクーアへ行くみたい。
ちゃんと休んで…リフレッシュしてきて…
最近帰ってくるの1時過ぎ、あるいはもっとだからな。
いってらっしゃい。
さて、撮影の始まり。
撮影は演劇と違うところが多くて、結構面白い。
演劇は想像で補うという感じだけど、映像は、想像で騙す感じだと思った。
カメラの写し方で見る場所を指定できるから。画面外は別世界でも、その中だけは違う世界に出来る。
画面の外は店だしな。
中はファッションショーの会場になっているんだろう。
俳優さんの演技も、ちゃんとしている。
ピンキリではあるけどな。俺は演技下手だから言えるものでもない。
撮影と舞台演技は違うし、しかも俺は高校演劇だからさらに違う。
しかも、多分全員で初めて集まって、たった1.2回のリハーサルで、本番ちゃんと出来るって凄いことだと思う。
演劇とは違って、そのまま続けようとかじゃなくて、カット毎だから細かく区切る。
同じ場面をもう一度角度変えて取り直すとか。
俳優さんは、カット終わっても撮影が続くと戸惑う。
まあ、早めにカット切るより少しだけ長めに撮っておいて、余分なのは後で切ればいいという監督の気持ちはわかるしな。
結構俺はやることがないから撮影をずっと見てた。
パソコン開いて作業できる空気ではない。
一応、予約サイトに三越の間の臨時休業の文章と、予約停止の反映したくらい。
もっと看板の事進めたかった。
まあでも、見てると面白いよな。
男優さんはかっこいいし。女優さんたちは優雅。
多分その世界では俺は生きられないから凄いと思う。
初めての予約の電話を1人で受けるハプニングはありつつ、それとは関係なく、撮影は無事に貸し切り時間内に終わった。予定15時30分のところ、30分程巻いて終わった。
遅めの昼御飯を軽くコンビニで済ませ、撮影で位置を変えてたテーブルとか椅子とか諸々を元に戻す。
撤収するときある程度は戻してくれたので細かい調整位。
あと、明日のランチの準備。
ランチ準備を終え、忘れ物をマンションへ取りに行き、休憩。
外暑い。37度て。
休憩終わったら看板のイメージを固める。
まあ、冒頭に言った通りの顛末だ。
あとは、張り付ける用の写真を選定して、印刷。
店の昔の写真漁ってて思うけど、やっぱ僕の前いた先輩のセンスが凄い。
僕には芸術センスは欠片もないので、凄いなって。
足りないなってなる。
その人前お店に来たんだけど、また日記に書くね。
ちなみに中国人。凄いひとだよ。
シェフは19時くらいに帰ってきた。
晩御飯食べてないって言ったら、ローストビーフ丼をさらっと作って賄ってくれた。
旨っ。
ローストビーフとオムレツとサラダでサイクルがガンガン回る。ディップも、味として、見た目として、アクセントどころかもうメインだ。しかも米と全部合うんだぁ…!
旨味の奔流。幸せ。
ちなみに今日のタイトル写真がこれだよ。
もっとお洒落に撮れるようになりたい。
この料理はお店でもランチもディナーでも出してる。
値段と味のコスパは多分ここら辺では随一。
しかもガッツリ食べれる。
大体の物がこれの味に負けてしまうせいで、貧乏学生の僕はご飯を探すのが大変だったりする。
これ以上を食べようとすると普通に2500円は最低でも飛ぶ。1500円は安いて。まあ、原価も高いので賄いでもめったにローストビーフは出ない。たまに切れ端が他の賄いにオマケで乗るくらい。
いや、切れ端でもオマケどころかメインとして旨いのだが。
いつも美味しい賄いをありがとうございます。
ごちそうさまでした。
旨いもの食べて、外の看板の張り替え作業に行ったのだが、本日貸し切りの看板を出してても、迷わず入っていく人がいた。
トイレか?と思ったが、看板が行き詰まって戻ると普通にシェフと話しながらご飯をたべてた。
シェフの友達らしい。
色んな国をクルーズ船で旅しながら、舞台の裏方の手伝いをしている方みたい。主に英語圏らしいけど。
グアムの写真や、裏方をした舞台の写真。そしてドル札を見せてくれた。
地味にドル札初めて見た。
ちなみに出身は札幌。
時差で夜が活動時間帯らしく、3nowaにふらっと来て、午前3時まで店で呑みながら話してから友達らしい。
クルーズ旅から帰ってきて、ここにきてくれたみたいだ。
海外って凄いな、しかもそこをメインにするって。
凄い人としか東京に来てから会わないや。
凄くない人なんて居ないのはそうなんだけど。
僕から遠い人って感じか。ここら辺は当たり前のように海外の話が飛び交う。
二人で話したいだろうから、ある程度で引き上げた。
夜、帰ってしまったら思考が止まりそうで、散歩しつつ色々考えた。
シェフは結構俺の写真下手だなとか言う(自覚しかない)。
何が上手いとか、何が好きとか、何もわからなくなった自分だと、どうすればいいか、どう生きればいいのかもわからない。自信を持って言えるものも何もない。
何者なんだ?君は?何がしたいの?何が出来るの?
空っぽの言葉なら出てくるけど、中身は何にも無くて泣きそうだ。
足掻きかたもわからねぇや。
何にならなれるんだよ。
また、色々考えて、日記の他に纏めてみようか。
一先ず、目標は看板とか、写真とかちゃんと出来るようになりたい…
センスがないから努力とか、色々考えなきゃ行けないのが難しい。
他にも、やること、考えること、就職とか…色々山積みだ。
頑張らなきゃな…グダグダせずに。
そうね。