【イベントレポート】コレヲキニ MEET-UP #1
記念すべきコレヲキニMEET-UP#1が2019年1月13日に開催されました。総勢165名の人に参加していただき、無事終えることができました。イベント後からしばらく経ちますが、未だにあのときのワクワク感が鮮明に蘇ります。
そこで、今回はコレヲキニの原点ともいえるMEET-UPの様子とともに、そもそもコレヲキニとは何か?という人のために詳しく紹介します!
はじめに、どんなイベント?
「人材の宝庫」と呼ばれるIYEOコミュニティ。
それぞれが事業に参加して実感したように、IYEOには面白い人がたくさんいる。
でも、他事業の参加者に出会う機会ってあんまり多くない。しかも同じ事業でも一度参加したっきりでもうしばらく会えてない人もいる..。それってめちゃくちゃモッタイナイ!
『これを機に』
という気軽な気持ちでMeet-upして、IYEO会員の色々な面白さ、繋がりを再発見してみることで、IYEOのアルムナイ(同窓会)機能を活性化を図りたい。そんな想いから、以下のコンセプトをもとにこのイベントを開催する事にしました。
①広げる、打ち解ける:『これを機に!』というキーワードを用い、各事業、世代隔たりなく打ち解け、つながりを広げるためのコンテンツ実施。
②共感する、深める:参加者の関心分野ごとに、より深く心境や価値観をシェアするセッションを実施。IYEO会員同士での対話、共感を通じ、会員自身のスモールアクションを見つけてもらうきっかけを創出。
③繋がる、繋げる:いま何か実際にアクションを行っている有志IYEO会員のプレゼンイベント/スキルシェアを通じ、会員自身の明日の行動、会員間の協働に繋げる。
誰が企画しているの?
このイベントは日本青年国際交流機構(International Youth Exchange Organization:IYEO)に所属しているメンバーによって企画されました。内閣府国際交流事業(世界青年の船、東南アジア青年の船など)に参加したOBで構成されており、OBたちのつながりでこういった自主企画が開催されることもあります。
IYEOについて、および内閣府国際交流事業につきましては下記のURLをご参照下さい。
IYEOというOBOG組織、実は1万人以上にもおよぶ会員が所属しているのですが、(組織あるあるではありますが)定期的なイベントを実施してもなかなか多くの会員が巻き込めていない状況。
そんな現状について友人宅で話していた時に、「そんなことぐずぐず言っててもしょうがない」「じゃあ俺らで何かやってみようか!」「おお、それ楽しそうですね!」「いいね~」という、その場にいた全員が乗っかった結果、ほぼほぼ勢いで始まったこのイベント。ニュートンはリンゴがたまたま落ちたシーンをみて万有引力を見つけたという逸話がありますが、ここでは鍋を食べながらお酒を飲んでいたらたまたま生まれたイベントといったところでしょうか。
すべてのきっかけは偶然の産物だったりするのだなと改めて感じました。(強引にまとめた感ありますが。。笑)
11月から有志でメンバーを募った結果、最終的に9人のメンバーで企画をすることとなりました。
各々の強みを生かしながら、時には今までしたことのない新たなチャレンジをしながら、昼夜仕事余暇問わず毎日毎日オンライン会議を行ってきました。
「コレヲキニ」というキャッチ―でハードルの低いキーワードも相まって、当初50名で見積もっていたイベントにもかかわらず、最終的に165名の参加者を得ることができました。
当日のイベント風景
ここからは当日のイベント風景を書いていきたいと思います。
オープニングスピーチ~コレヲキニ!ってなに?~
実行委員の鈴木ペペから開会の挨拶からスタート。
イベントが立ち上がったきっかけは前述のとおりですが、ここでは今回のテーマとなっている「コレヲキニ」の説明が改めてされました。
以下、鈴木ペペの言葉を抜粋します。
何か新しいことを始めよう、といった時にはかなりのエネルギーを消費するもの。まず面倒くさい、疲れるから始まり、無駄に「こんなことやって意味あるの?」とどこからともなく声が聞こえてきたり(でも実際だれも言っていない)、「気が向いたらやろう」と先延ばしにするもの。それらのネガティブな言葉をすべて払拭し、前向きに、「今この瞬間湧き出た『瞬間の情熱』をエンジンとして前に進もう」という意思をすべて凝縮した言葉が「コレヲキニ」なのかなと、そんな想いを喚起させられました。
そんなこんな、あれやこれやあってセッションに進みます..。
セッション1~広げる、打ち解ける~
アイスブレイクに引き続き少人数グループで自己紹介シートを使用し、本イベントへの参加理由、期待することなどをを参加者の背景を交えながら一人あたり3分間で話し、それについて他参加者が質問をする形でお互いを深く知る時間となりました。
ちなみに165人もの参加者が一斉に話を始める姿はまた壮観で、壮観過ぎてマイクで話しても一切声が通らないというハプニングのおかげで、実行委員の結束がさらに強まった時間帯となりました。(笑)
それはさておき、各事業隔たりなく交流を通し、各々のコネクションを広げながら笑顔で打ち解け自己紹介をしている姿が印象的でした。
ピッチイベント~繋がる、繋げる~
イベントの中盤では、起業家、NPO代表、会社員などの内閣府事業出身者8名によるプレゼンテーションを行いました。
主な内容は現在何をしているかではなく、現在に至るまでのライフストーリーを発表してもらい、その中での「これを機に=きっかけ」となった出来事やアクションを挙げてもらい、その時々の心境を発表してもらいました。
各々の経験からにじみ出る人生観や、言葉一つ一つが印象的でした。具体的に印象に残った言葉は以下の通りです。
・Kokiさん ( 第22回世界船 )
「ロケットに乗れるなら、席を選ばずに飛び乗れ」
・Yukaさん(2012年ラトビア派遣)
「直感を信じる」
・Todorokiさん(2012年ラトビア派遣)
「辞めるか、変えるか」
・Aoiさん ( 第28回世界船 )
「死ぬほど好きなことじゃなくてもいい、経験なくても知識も能力も商材に対する情熱も他の人に勝る自信がなくてもいい」
・Nozomiさん(2016年ドミニカ共和国派遣団副団長)
「やりたいことを言葉にすることで歯車は動き出す」
・Jessさん ( 第24回世界船 )
「自分がやりたいこと、知りたいと思ってることを1日10人に言ってみる」
・Yuさん (第23回世界船 )
「いつ飛び込もうか、タイミングを考えているのであれば、そのタイミングはきっと、今なんだ」
・Charlieさん( 第43回東ア船 )
「学校のワクワク偏差値をあげる」
ここでは一部の言葉のみの紹介となりますが、言葉だけでなく立ち居振る舞いを含めて、165名の参加者が姿勢を前のめりにしながらプレゼンを聞いている姿が印象的でした。
プレゼンテーター各々がとてもすごいことをしているのですが、同じ事業の出身者であったり、年齢も近かったり、おなじIYEO会員であったりと、「ひょっとしたら自分にもできるのでは」と、共感し、勇気をもらった瞬間でもありました。
また、Facebookのライブ機能を使い、リアルタイムで参加者からのコメントを残せるようにしたところ、参加者同士でのコミュニケーションも活発に生まれ、まさにリアルタイムでアクションが生まれていく、そんな時間帯となりました。プレゼンテーターのみなさま、ありがとうございました!
セッション2~共感する、深める~
休憩をはさみ、ここでは予め設定した10のカテゴリー(国際交流、教育、環境、メディア、スポーツ、文化、テクノロジー、地域活性、医療/福祉、その他)の中から参加者に興味のある分野を選択してもらい、さらにその中で少人数グループを形成、同じように参加者同士の自己紹介の後、なぜ選択分野に興味があるのかを中心にディスカッションをおこないました。
また、参加者に心に響いたことを考えてもらった上、ポストイットにこれからの参加者自身の「これを機に」(明日から行いたいアクション)を記入し、模造紙「コレヲ樹に」に貼り付けました。また、会の終盤では参加者のアクションは後日専用ページにシェアされ、イベント後も参加者同士がつながりアクションを起こしやすいように、「コレヲ樹に」に張り付けた内容をアップしました。
クロージング ~ムーブメントを起こす~
最後に、PIXAメンバーでもあり今回の実行委員の最年長のゆーじからクロージングスピーチ。
ムーブメントを起こすには、最初の一人が行動を起こすだけでは始まらない。そのあとに続くファーストフォロワ―、セカンドフォロワーが大事なのだという言葉で締めくくりました。
あらゆる世代、事業の青年がこうしてこのイベントをきっかけに一つの場に集まり、顔が見える関係となった今、新たなムーブメントが起凝り続けることを実行委員一同期待しています。
(ムーブメントについて、詳しくは以下のTEDスピーチをご参照ください。)
最後に参加者全員の写真撮影を行いました。写真はコレヲキニポーズ。165人、壮観です。
懇親会~アフターコレヲキニ~
イベント終了後には懇親会が行われました。
懇親会では1分間ピッチとして、コレヲキニ自分の活動を発表したい人が立候補し、1分間自分が告知したい活動をピッチしました。
具体的には以下の通りです。
TED フルブライト
Rakuten Social Accelerator DemoDay
WELgee
日タイ青少年交流キャンプ
IYEO拡大運動会などなど、、1分間にもかかわらず(一部時間をオーバーしていましたが(笑))、激熱なピッチ、ありがとうございました!
基本的に立食パーティが死ぬほど苦手な筆者でありましたが、他の優しい参加者に手を引かれいろんな参加者と会話したところ、とにかくみなさん優しく..(笑)。正直この段階で初めてイベント参加者と会話をしたのですが、やはり同じIYEO会員であり、それぞれが国際交流事業の既参加青年であるという共通点のおかげでかなり初対面で会話するハードルが下がったように思えました。
今後「IYEOだから」というこの共通点を話すことでコミュニケーションのハードルが下がり、いろいろなコラボレーションが生まれることを期待しています。
終わりに
コレヲキニIYEO Meetup#1にご参加いただきありがとうございました。実際に企画に携わってわかったのは、行動さえ起こせばアイデアは実現するということ。この記事の前半にも書きましたが、ああしたらいいな、こうしたらいいな、そんな思いはたくさんある。そのたびに、こんなことに意味がない、大変だ苦労もしたくない面倒だという声が内からも外からも聞こえてくる気がして躊躇してしまう。
でも、やる。それでもやるからこそ実現する。実現した後に、初めて実現する前と実現したあとの世界の差を知る。軌跡を思い返すと楽しいとかテンションだけでできていた部分もあれば、モチベーションが下がっていた時期も確かにあった。けど、やってよかったと実感する。
このスタートからゴールまでをつなぐブリッジとなる言葉、それが「コレヲキニ」であると思いました。
ふとしたきっかけが後の大きなことにつながる、そんなことは終わってみないとわからないことです。逆に言えばすべてのきっかけにそのようなチャンスがある。チャンスをつかむ言葉、「コレヲキニ」、ぜひ広まっていってほしいです。
コレヲキニ実行委員は次なる企画のためにすでに動いています。具体的には今回のようなイベントを全国展開させていくことや、合宿形式で(ハッカソンのように)さらにアイデアを深め、行動につながることを促すイベントです。こうしたイベントをきっかけに各々が繋がり、一緒に協働をする機会を得たり、そんなことまで行かなくても飲みに行ける友人を増やしたり..。そんなきっかけをこれからもたくさん作っていきたいと思いました。
改めて、ご参加いただきありがとうございました!!
Special Thanks
コレヲキニ実行委員9名。
企画が始まってから本番まで、人生で初めて一度も面倒くさいであったり嫌な気持ちにならずに企画をやり遂げることができました。ほぼ全員が社会人であるなか、各々が自分のキャパシティから「一歩」踏み出した結果がこういったイベントにつながったのかと思います。書いている人間が実行委員側にいるせいで、こんなに身内をほめたたえるコメントを残すのは読み手から引かれるかもしれませんが(というか普段こんなこと書きませんが)、本当に感謝です。
コレヲキニプレゼンテーターのみなさま。
ほぼ全員に対する依頼はすべて無茶ぶりであったかと思われますが、こうして一緒にイベントを作っていただき感謝です。皆様の言葉、態度一つ一つに勇気をもらいました。
そして参加者のみなさま、ご参加ありがとうございました!!
皆でIYEOを盛り上げていきましょう!!