ママ×保育士|この仕事を続ける意味 vol.11
富山県内を中心に「ジブンらしく生きる」ことを大切にしている女性にお話を聞き、それを記事にして多くの方に見ていただくことで、「ジブンらしく生きるヒント」を多くの女性へ発信したり、誰かの「やりたい」気持ちを後押しできたら…という願いから、『この仕事を続ける意味』という記事をシリーズ化。
第11回目は、富山県内で保育士として働くA.Mさんにお話を伺いました。
【プロフィール】
A.Mさん
職業:保育士
家族構成:夫・子ども2人(7歳、3歳)
○何故その職業に就こうと思ったのですか
保育士になることが幼い頃からの夢でした。その夢に迷いはありませんでしたし、私自身、妹が2人いるので、幼い頃から妹たちの着替えを手伝ったり、一緒に遊んだりしていく中で、小さい子は可愛いな、癒されるな~と思っていました。また、14歳の挑戦では自身で希望して、保育所へ体験に行きました。一緒にお遊戯をしたり、遠足へも行きました。「お姉ちゃん先生」と呼ばれることが嬉しくて、やっぱりこの仕事に就きたいなと思いが強くなりました。
○子育てと仕事の両立で「大変だ」と感じる事と、その乗り越え方について教えてください
独身の頃は、制作物や書類などを自宅で行う際も誰に邪魔をされることもなく、自分のペースで行えていましたが、結婚し、出産し、生活がガラッと変わった今は、とても大変だなと感じます。
まず、日々の家事や育児でなかなか自宅で仕事をする時間がとれず、ついつい仕事を優先してしまうので、子供たちを待たせていたり、洗濯ものが山のようにたまってしまう日々も多いです。
また、子供たちの保育園や小学校の行事があってもなかなか自分の職場の行事と重なり、わが子の行事に出席できないことも多かったのが辛かったです。
そこで私は、思い切って正職員を辞め、臨時職員になりました。臨時職員になることで、自分自身でも、割り切ることができ、行事の際は仕事を休んで子供の行事に参加できるようになり、良かったと感じます。
しかし、臨時職員になることによって収入はもちろん減りましたし、時給計算になってしまうので、子供の病気や用事での休みも夫の有休の日数と相談しながらになりました。やはり夫の理解はとても必要だなと感じます。
○もう辞めたいと思ったことはあるか。その理由やエピソードをお聞かせください
就職して、一番大変だったことはピアノでした。
保育士を目指す方の多くは小さい頃からピアノを習っている人が多い中、私がピアノを始めたのは専門学校へ進学してからでした。保育所で弾く伴奏はそんなに難しい曲が多くはありませんが、ピアノが苦手な私にとっては苦痛で、いつも自宅でも練習をしていたのですが、子育てや家事との両立でピアノの練習の時間がなかなかとれず、「大変だな。自分にはむいていないのかな」と思うこともありました。
また、自分の用事や子供の病気などで、担当する園児の行事を見届けられないことが続くと、「寂しいな」と思うことも多く、やはり両立していくのは難しいのかなと感じる事もあります。
○今もその仕事を続けている理由やこれからの夢について
私が今もこの仕事を選んで続けている理由としては、大変なこともありますが、やっぱり「子供が好き」「子供とかかわる仕事がしたい」と感じるからです。保育士になり10年以上になり、今までにたくさんの子供とかかわり、成長を見守ってきましたが、どの子も記憶に残るかわいいお子さんです。
私自身の子供がもう少し大きくなり、生活も落ち着きましたら、また以前のように仕事に没頭できる日々がくるといいなと思います。
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