廃棄処分の給食の食パンと牛乳を「家族で食べた」
「家族で食べた」廃棄処分の給食の食パンと牛乳 高校教師が31万円分持ち帰り減給処分
→男性教師はすでに持ち帰った給食の代金約31万円を市に返還していて、依願退職
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00024457-asahibcv-l27
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これは、誰に対してどのような被害を被らせたことに対する謝罪なのでしょうか。
コンプライアンス意識からの謝罪だとすると、違和感を感じます。
一昔前であれば、誰かの懐でおさめる、というやり方が多かったのではないでしょうか。
確かに、期間と量を見るといい大人が何をやっているんだとも思いますが、
廃棄処分の食パンを恵まれない方々に分ける仕組みがあって、それを無断で持ち帰った、となれば話は別ですけど、そんなことはなく、単に廃棄処分のパンだったようです。
仮に、この高校教師がホームレスに食料を提供するために、無断で無料でNPOに引き渡していたら、どういう処分になったのでしょうか。
あたまの体操ですが、今回のこととやってることは結果としては同じです。
処分に違いがでるのであれば、それは利己的であるか利他の心であるかの違い。印象の違い。
コンプライアンス原理主義が、今回のニュースの根底にあるように思います。
コンプライアンスとは、世間というみえない共同体からの要求に応える、というものであって、単にルール/規則を守る、というものではないと思ってます。
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