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第3の引っ越し

第2のふるさと
という考え方があてはまるとしたら、
5年間を過ごした東京の古アパートだろう。

無事に(?)大学院を修了し、地元への就職が決まった。

3度目の引っ越しは、実家へ。

大学院の友達、
学部からの学友(この記事を書くきっかけとなった五賢帝のみんな)、
当時の彼女、
両親、
が引っ越しを手伝ってくれた。

すべての荷物を父のエスティマに乗せ
すべての思い出を胸に、いざ実家へ。


大人として生きていく

実家に着き、
再び地元での生活をスタートさせようと荷解きをしていた。

いよいよ最初の赴任地が発表されるその日。

「大人として生きていく」ことを強いられた。


鳴り響くスマホ。

表示されるのは知らない番号。

恐る恐る出る私。

4月からお世話になります、○○立○○学校の××です。
明日の10時に来てください。最初の赴任地になるので、住宅の紹介をします。



え。




こうして、3度目の引っ越しは
実家という中継地点を挟み(東京→実家→N村)
私の意思は全くなく行われた。


3度目の引っ越しは、私を大人にしてくれた。

心がおいつかなくとも、
考えがまとまらなくとも、
身体は動くものなのだと教えてくれた。


引っ越しは、選べるものではない。
分類、獲得、整理のできる引っ越しは、序の口。

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