2023年6月19日
出国日。
周囲の心配とは裏腹にワクワクした気持ちと緊張感が混ざった不思議な気持ちだった。母、友人、元同僚の方々にも見送りに来てもらえ、嬉しさを噛み締めた。保安検査場の手前のベンチで母と話をし「じゃあ、行ってくる」といつも通りの雰囲気で母に告げた。母に心配をかけず、安心してもらうためだ。
関空から羽田空港へと向かい、成田空港に行き、エチオピア航空の飛行機に乗った。飛行機に乗った瞬間から海外との文化の違いに衝撃を受けた。淡々と仕事をこなしていく感じだ。ふつうに乗務員同士私語をしているし、スマホも触っている。ただ、仕事が適当というわけではなく淡々とこなしていく感じで「お客様」という概念がない感じだ。私はこの雰囲気はいいなと思った。乗務員も乗客も全員が堅苦しくなく対等な雰囲気。全員が気を遣っていない雰囲気で、もしかすると日本は良くも悪くも「人に気を遣い過ぎているのかもしれない」と思った。
日本のサービス精神も素晴らしいことであると思うし、日本のすごさを感じることもできた。日本でいう「お客様」という概念がないのが世界ではふつうで、世界の基準なのかもしれない、と意識が変わった。
これから始まる世界の旅で、どんな人たちがいてどんな景色があってどんな経験ができるんだろう、とワクワクしている自分を乗せた飛行機はジブチまで向かった。
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