2023年7月2日

乗り継ぎ地の韓国、仁川国際空港に着く。


トランジットの時間(乗り継ぎの飛行機に乗るまでの待機時間)がほぼ1日(約22時間)あったので、この場所で韓国の雰囲気を感じてみることと、ここまでの世界の旅で得たことや気づいたことについて振り返る時間にあてることにした。


はじめに感じたことは、ジブチ、エチオピア基準でいくと仁川の空港は綺麗すぎて、ただただ驚いていた。また、綺麗だなという部分では感動したが、不思議とジブチやエチオピアに着いたときの感動に比べると薄く感じた。おそらく自分は根底から価値観がひっくり返るような出来事に出逢うことに期待しており、韓国の綺麗さは日本にいるときと似たような雰囲気を受けたため、このように感じたのだなと思った。


このときにはすでに「第2回目の旅はどこにいこうかな」と次の旅への意識も生まれていた。そしてさらにこのときには「宇宙も旅したい」「宇宙に行きたい」といったぶっとんだ意志が自分にあることを自覚し、数十年以内に宇宙にも行こうという意識も生まれていた。


「アフリカに行って何になるん?」「たとえアフリカに行ったとしてもただ観光して終わるだけ」「なんでわざわざアフリカに行くん?」といった批判的な意見も私が「アフリカに行く」と言い始めたときはもらっていた。


しかし、今回私はアフリカのジブチとエチオピアに行ってみて断言できることがある。私にとって今回のタイミングでアフリカの2カ国に行ったことは正解だったし、私の世界全カ国に行くと言う意志は確固たるものである、ということだ。


このように私が断言できるのは、今回、世界を旅しなければ得ることができなかった経験が多くあり、私の人生にとって最も有意義な時間だと感じることのうちのひとつだと実感したからだ。


国をまたいで人と繋がれることの喜びを感じた経験、ジブチやエチオピアの人たちのフレンドリーな雰囲気を感じることができた経験、海外という視点から客観的にみた各国の現状について人種を越えて意見交換できた経験など、かけがえのない経験が多くあった。


これらの経験は、出国前の「私にとって世界全カ国に行くことは有意義なことである」というある種の仮説のようなものを確信に変えてくれた。現地に行って多くのことを経験することで、身をもって「世界を旅することは最高だ!」と何度も実感させてくれたからである。


だから「宇宙に行く」という私の意志も確かなものであると確信している。もちろん、「宇宙に行く」と言い始めると「なんで宇宙に行くん?」「宇宙に行って何になるん?」「危ないのに」といった批判的な意見ももらうことだろう。


だが、私は意志が揺らぐことなく言うことができる。「アフリカに行くことと宇宙に行くことのワクワクする感覚は同じか、宇宙に行くことのワクワクはアフリカに行くこと以上だと感じているので、宇宙に行くことは私にとって意味があることです」と。


私は宇宙に行く前に世界全カ国に行くことは達成するつもりだ。私の世界全カ国に行くという意志は今回の経験をもとに間違いなく私が望んでいることであり、私の人生にとって価値のある時間のうちのひとつだと言える。第2回目、第3回目と旅の回数を重ねるごとに私の意志はより固いものになっていき、私を更に飛躍させてくれる経験になるだろう。


このように、改めてこの乗り継ぎ地韓国で振り返り、私の意志は確かなものであると再確認することができた。

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