孤高のアウトサイダーアーティスト・ヘンリーダーガーのホロスコープ/トラサタ的人生
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美術科の高校に通っていた時代に知ったアーティストで、ヘンリーダーガーというとても印象的なアーティストがいます。
まず、彼の作品をご覧ください。
たくさんの少女たちと、独特の色彩。可愛いんですがちょっと異様な感じですよね。一度見ると忘れられません。
私が高校生の時に映画も公開され日本でも有名になりました。(未見ですが)
予告編を見たら観たくなってきました。
この方、生い立ちだけざっと見るとすごく悲しくて孤独な人生なんですよね。
母の顔も、妹の顔も知らない出生。父親と仲睦まじく過ごすも、知能は高かったのに、口や鼻から異音を出す発作が原因で障害児の過ごす養護院に送られ、その中で父の死を知り、脱走を試み、成功。
だがそれから孤独な生活が始まり、底辺と呼ばれる職業をこなしながら彼は世界一長い小説と言われる『非現実の王国で』を書き上げます。冒頭に載せた絵はその作品の挿絵のようです。
誰にも知られず作品を描き続けた彼ですが、彼の死後、偶然優れた工業デザイナーだった大家ネイサン・ラーナーの発見をきっかけに日の目を浴びることになります。
作品について、wikipedeaより抜粋。
『非現実の王国で』には、15年間に渡って作成された15,145ページの作品があり、15冊の密集したタイプのボリューム(そのうち3枚は、数百のイラスト、雑誌や塗り絵に由来する紙の巻物のような水彩画)で60年にわたって作成されている。ダーガーは、雑誌やカタログから切り取ったトレース画像の手法を使用してストーリーを説明し、大きなパノラマの風景に配置し、幅30フィートほどの大きさで両側に描いた水彩画で描いた。
60年・・・・根気がすごいのは伝わりました。
気になる彼のホロスコープですが、出生時間はわからないので時刻不明で出すとこちらです↓
ノード軸に対して獅子座キロンがスクエア。
カルマ解消のキーが傷と癒しの星キロンであることを示唆しています。獅子座なので子供、エンタメ、恋愛。
また、天王星を頂点に、水星・ジュノー&木星・ダークムーンリリス・セドナ&金星・海王星・冥王星・ハイジアとゴールデンヨッドを形成しています。
心のダークな欲望や傷を表すダークムーンリリスに、裏切りを表すセドナ、拡大の木星と、芸術の海王星、美と愛情の金星と、破壊と再生の冥王星、魔力を表すハイジア、そしてキーとなる革命の天王星とコミュニケーションの水星(ダーガーの場合は吃音の受難と手を使った作品制作に水星が出ていそうですが。水星=手先も)、色々な天体が絡んだゴールデンヨッド。
カオスすぎて、アウトサイダーアーティストのヨッドここに極まれりという感じです。
(ヨッドは試練を表すとも言いますが、クリエイティブな才能を持った方のホロスコープにもよくあるみたいです)
そしてこの方、出生時刻は不明なんですが、孤児で家族の愛に飢えていたし、その傷が大きかったと思いますので、仮で、キロンとICが合となる7時半の時間帯でホロスコープを出してみました。↓↓
この時間だと、5室にミーンとトゥルーのブラックムーンリリス、土星が来ます。養子を欲しがって何度も申請していたらしいですし、子供が欲しかったけど叶わなかったことや子供時代の悲しみを表すといっても不自然ではないですね。
ブラックムーンリリスは”人にさまざまな影響をおよぼし、物事のなりたちや霊魂の成長にとっては不可欠の存在”とも言います。
彼にとっては少女たちの表現が魂に影響を及ぼす創作活動だったのでしょう。
また、今世の方向性を表すドラゴンヘッドも12室に。俗世より芸術面、精神面を追求する人生。
内向的だったようですし、芸術面の才能を見ると12室ステリウムもあり得ますね。
11室に至ってはもはやカオスですが、傷やトラウマ、人間の最もダークな動物的な衝動の体験を表すというダークムーンリリスや、太陽もあります。
11室、12室ステリウムだとしたらまさにアウトサイダーアーティスト!という感じがします。
原始のリリスとも言われる小惑星リリスと純潔さ、才能を表すセレナは蟹座2室。ピュアさと奔放さの二面性が作品に反映されていそうです。
人生の到達点を表すMCは水瓶座で、唯一無二の個性的な人生。
月が作品のヒロイン像に反映されるとも聞いたことがありますが、月が天秤座の20度台と仮定すると、男根を象徴するプリアポスと太陽が月とおそらくオポジションですね。
彼の作品の少女たちには、ダーガーが女性経験がなかったからなのか、ペニスが生えているそうです。
面白いような、悲しいような・・・。
この時間帯があっているかは分かりませんが、あながち不自然でもないかなと。
※リリスについて参考記事
ウィキペディアに載っていたこちらの文章が印象的でした↓↓
建築家の坂口恭平も、「ヘンリー・ダーガーは、物語を書いたのではなく、もうひとつの世界をせっせと紡いでいたのである。」と語っている。『豊かさの基準が一定で、お金がないだけで虐げたれてしまう世界で埋め尽くされていると思われている今、ヘンリー・ダーガーはアウトサイダー・アートというよりもアートの語源そのものである「生きのびるための技術」を示しているというように思う。』
ダーガーは孤児として生まれ、障害者施設で過ごし、掃除夫として過ごし、天涯孤独。
土星的な一般的目線で見ると、悲しい人生でしょう。
だが、彼の魂は空想の世界の中で生き生きと躍動し、時には己を癒やし、時には生きるために描き、時にはある到達地点に達した・・・
それはきっと世間のものさしでははかれぬ世界のはず。
そんなことを、彼の絵を見ると感じます。
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