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無添加生活〜肉の選び方〜

この記事では

・牛肉
・豚肉
・鶏肉

の 3 つの肉に触れていきます。

3 つの肉を選ぶときに共通することは

・抗生物質を使用していないものを選ぶ
・遺伝子組み換えの飼料を使っていないものを選ぶ

ことです。

抗生物質を使用する目的は、感染症予防と生物の成長促進です。
家畜は集団で 1 つの空間に密集しているため、1 匹が何らかの感染症にかかると一斉に感染していきます。

具体例が、ときどきニュースで報道される、鳥インフルエンザで鶏を大量処分する状況です。
そうならいために抗生物質を使い、感染症を予防するのです。

また、生物は抗生物質を使うことで体が大きくなることがわかっています。
体が大きくなるということは、出荷スピードが上がり、回転率がよくなりますよね。このような理由から抗生物質は家畜に使われています。

日本に輸入されている大豆やトウモロコシなどは人間の食用としての目的ではなく、家畜のエサとして輸入されているものがあります。
遺伝子組み換え食品は食品自体や農薬などの問題があり、それらが健康問題を引き起こす危険性があります。

遺伝子組み換えの飼料を食べたものを人間が食べることで、間接的に体に影響をおよぼすため問題視されています。
これらの情報は商品によって、「抗生物質不使用」などパッケージに表示されている場合があるので、よく確認してみましょう。

また、質の良い肉を買う場合、オーガニック商品の定期便サービスをしているところから買う方が確実に入手できます。
そういったサービスをしている企業を探してみましょう。

ここからは牛肉、豚肉、鶏肉の選ぶときのポイントをお話ししていきます。

・牛肉

牛肉はグラスフェッドビーフがおすすめです。

牛乳やバターの項目でお話しした際に出てきた、牧草だけで飼育した牛がグラスフェッドビーフです。
多くの牛は穀物で育てているのが現状ですが、自然に近い環境は牧草だけで飼育する方法ですので、グラスフェッドビーフの方がおすすめです。

また、牛肉には国産か海外産の産地の問題があります。
結論は国産の方が安全です。
海外産の牛肉は狂牛病などの問題で話題になっているので、避ける人も多いでしょう。

狂牛病以外の部分では日本では禁止されている「肥育ホルモン」を使用している可能性があるからです。
肥育ホルモンとはホルモン剤のことで、使用することで成長速度が早くなる効果があります。

牛肉の輸入先になっているアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは肥育ホルモンの使用を肉牛、乳牛ともに使用を認められています。
人間はその時々の体の状況に応じてホルモンを分泌し、状況を切り抜ける機能があります。

たとえば、食事をした後に血糖値を下げるインスリンなどです。
ホルモンは 1 滴でも強力な作用があるので、間接的にでもホルモンを使用されたものを摂取することによって、何らかのホルモン作用が必要以上に働き、体の機能に影響をおよぼす可能性があるのです。
ですので、このような観点から海外産の牛肉は安く大量に売られていますが、あまりおすすめできません。

国産の方が良いとお話ししましたが、国産牛には「国産牛」「和牛」の 2 つ種類があるのはご存知でしょうか。
実は外国で飼育された牛でも、日本で飼育された期間の方が長いと国産牛と名乗ることが可能です。

そのため品種は、海外の品種であることが多いです。
人間にたとえるとアメリカで生まれて見た目はアメリカ人ですが、日本で育った時間のほうが長いので日本人といった感じです。

一方で和牛は、日本の在来種を品種改良した牛です。
具体的には、「黒毛和種」「褐毛和種」「日本短角種」「無角和種」の 4 種類です。より品質が高いのは和牛になるので、和牛でかつグラスフェッドビーフであると良いです。

・豚肉

豚肉も牛肉や鶏肉と同様に放し飼いで育てているものがおすすめです。

スーパーで販売されている豚肉は子豚の肉で、その母親にあたる豚は「妊娠ストール」と呼ばれる方法で飼育されています。

妊娠ストールとは母豚を正面しか向けないくらい身動きの取れないゲージで飼育する方法で、妊娠や流産などの管理がしやすいことで活用されている飼育方法です。

人間側からすれば管理は楽でしょうが、生き物としての扱いとしては問題になっているのが現状です。
ずっと同じ場所で身動き取れずに過ごすのは相当なストレスがかかりますからね。

ストレスは母豚だけではなく、生まれてくる子供にも何らかの身体的な影響を与えます。
ですので、放し飼いにされている環境の方が良いです。

・鶏肉

鶏肉は卵のところでもお話ししましたが、「平飼い」で育てられているものがおすすめです。
また鶏の種類について話しておきます。

日本国内で流通している鶏の 9 割はブロイラーです。
商品のパッケージには「国産若鶏」と表示されています。

ブロイラーとは品種改良された鶏で、特徴は成長速度が早いことです。
通常、通常 80 日以上かけて大人に成長する鶏にたいし、ブロイラーは 40〜50 日で大人に成長します。

そのため、出荷の回転率や飼育にかかるコストを削減できるため、安く鶏肉を買えるようになるのです。
もし鶏肉の質にこだわりたいのであれば、地鶏がおすすめです。

地鶏は飼育条件に「ふ化日から75日以上、飼育方法としてふ化28日以降は自由に地面を歩き回れる環境であること」
があります。

ブロイラーよりも丁寧に飼育されているため、歯ごたえや味に違いがあります。具体的には秋田県の比内地鶏や名古屋の名古屋コーチン、熊本の天草大王などが地鶏です。

以上のことを踏まえて、より質にこだわるのであれば地鶏を選んでみましょう。

まとめ

・すべての肉に共通するのは放し飼いで飼育されていることが良い条件
・牛肉は牧草だけで育てたグラスフェッドビーフがおすすめ
・豚肉は放し飼いの豚がおすすめ
・鶏肉はブロイラーではなく平飼いの地鶏が理想

プロフィール


これちか

柔道整復師。

接骨院、整形外科で4年、1万人以上の患者さんを治療。
治療をしているなかで、病気の原因は食事だと悟る。

食事の本を中心に健康に関する本を100冊以上読破。
本を読む側から、本を出す側になる。
これまでKindle本を10冊以上出版。
Amazonのカテゴリーランキングで
複数回 1 位やベストセラーを獲得している。

趣味はお店の味の再現とサウナ。

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