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北朝鮮ツアー停止から1年 当日強制キャンセルとなった旅行会社が振り返る
出発1時間前にキャンセル
1月22日で北朝鮮が外国人観光客の入国を停止を決め即日実施してから1年が経過した。
22日午前に中国・丹東から国際列車での団体旅行を手配していた丹東の旅行社担当者は、1年前のゴタゴタを思い出すように語ってくれた。
国際列車は午前10時に出発、出国手続きがあるので、丹東駅への集合は午前8時半で、9時半には出国して出発を待つのが一般的な国際列車出発の流れとなる。
しかし、この日は出発1時間前に北朝鮮側からキャンセルが伝えられて、ツアー自体が強制中止に。
中国人向けの団体旅行の多くは、後払いで旅費を払っているので支払い前だったものの、基本的なキャンセル補填は一切なし。
余分にかかった宿泊費や移動費は、旅行会社が負担して丹東や瀋陽などへの近郊旅行へ切り替えたそうだ。
慣れているから?不満の声が挙がらない
こんな理不尽な変更や中段が日常茶飯事のためか、驚くことに中国人参加者からは特に大きな不満の声は出なかったそうで、このへんに中国らしさを感じる。
旅行会社担当者も新型コロナウイルスによる訪朝停止は、せいぜい春先までと軽く見ていたそうだ。
しかし、その丹東も2月上旬には、ロックダウンされてとんでもない不自由な目にあうことになることは、この時点ではまったくの予想外だったようだ。
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