良い俳優と良い古着屋の共通点
こんにちは。スラット是永です。普段は高円寺の古着屋Slatで商品の仕入れを担当しております。
先日、今更ながらドラマ VIVANTを見ました。
https://www.netflix.com/jp/title/81726701?s=i&trkid=268170785&vlang=ja&clip=81737428
めちゃくちゃ面白かったです。
僕は阿部寛さんが大好きなのですが、そこから発想しこんな事を書いてみました!
"良い俳優と良い古着屋の共通点"
私たちは日常生活の中で、意外な物事の共通点を見つけることがあります。
今回は、良い古着屋と人気俳優との共通点について買いてみたいと思います。
一見すると全く関係ないように思えるこれらの分野ですが、実は多くの共通点があります。
1. 幅の広さ (多様性と独自性)
良い俳優は多くの異なるキャラクターを演じ分けることができます。それぞれの役に対して、独自の解釈と表現を加え、その役を生き生きとさせる能力を持っています。
同様に、成功した古着屋も多様なスタイルの服を取り揃えていますが、それぞれのアイテムに独自のセレクションが反映されています。このように、多様性の中に独自性を持ち合わせていることが、両者の大きな共通点です。
2.「らしさ」(個性・色・軸)
一方で、どんなに多様なキャラクターを演じても、良い俳優は自身の「らしさ」を失いません。
これは古着屋にも言えることでしよう。多種多様な服を扱いながらも、その店ならではの個性やテーマが感じられることが大切です。言い換えれば、お店の「色」「軸」ですね。
この「らしさ」が顧客を引き付け、認知度を上げ、リピーターを生み出す鍵となります。
無難に色々な品揃え…というだけでは、お客様の印象に残りづらいですし、「これを買うなら、あそこでしょ!」とパッと思いついてもらえない。皆様にも心当たりがあると思います。
3.集客力(広範囲にわたる活動)
優れた俳優は、たくさんの作品に出演します。そうして各所で目にする事により、「有名な人」という認知をされるようになります。これは、「単純接触効果(※)」とも言いますね。
これは成功した古着屋にも当てはまります。常連客を獲得する事も大切ですが、やはり広範囲の顧客層にアピールして、多くのお客様にご来店頂く事が重要です。
古着屋は在庫の回転率が職場の分かれ目です。
詳細は省きますが、仕入れの構造上、季節を大きく見越して仕入れをするため在庫が貯まりやすいのです(しかも一点ものという特殊な商材)。
そういった意味でも集客力、周囲の認知度というのはとても大切です。
4.適応力(時代の流れにどう合わせるか)
俳優も古着屋も、時代の流れに合わせた適応能力が必要です。俳優は演技スタイルを、古着屋は商品のセレクションや店のデザインを時代に合わせて変化させる必要があります。特に現代は、スマートフォンの普及で情報の流通が加速し、トレンドの変化も早い。
そうなると、いかに時代に適応するか?は死活問題。
時代を先読みして、それに合わせるのか?
時代の変化に左右されない普遍的な魅力を求めるか
この柔軟性や適応力が、長期的な成功の鍵を握っています。
5.背景の理解(ストーリーテリングの力)
優れた俳優は、役に深みを与え、観客に物語を伝える力を持っています。これと同様に、古着屋では各アイテムが独自のストーリーを持っており、それを顧客に伝えることで商品の魅力を高めています。
演技に関しては素人なので、完全に想像ですが、
演じる時にはそのキャラクターの生い立ちや価値観、人間性などの背景を想像し、そのアウトプットとして「演技」があるのでないでしょうか。
「背景」があるからこそ、演技に「リアリティ」が出る。
(リアルな演技が良い演技なのかは、とりあえずさておき…)
この構造は古着においても全く同じです。
店頭に並んだ商品の様(さま)は、アウトプットされたもの。
その魅力の根本を支えるのは、商品の持つ歴史やブランド力、他商品との関係性です。まさに商品の「背景」。この背景への理解が、商品をお客様に提案する際には重要なのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?以上のように、良い俳優と良い古着屋には、多くの共通点があります。
こうやって古着以外の物と比べると、古着の魅力が何なのかを再確認する事ができますね!
最後までお読み頂き、ありがとうございます!
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