講義型研修とワークショップ型研修の違いについて(ワークショップ型研修は寧ろコスパいい?)
こんにちわ、ワークショップデザイナーのKoppy♪こと小比類巻 大和です。
今回は認定ワークショップデザイナーでLEGO®SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータの私が「講義型研修とワークショップ型研修の違い」について解説していきますね。
企業研修には、知識伝達、スキル習得、問題解決、モチベーション向上など、様々な目的があります。
これらの目的に合致した研修形式を選択することが、研修効果を左右する重要な要素となります。
みなさんは日頃ワークショップ型研修ってなんであんなに高いんだろう?って疑問をお持ちではないですか?
そんな疑問にお答えするために今回は通常よりも大分長文になってしまっておりますが、必要な箇所だけでも見ていって頂けると嬉しいです。
本稿では、代表的な研修形式である「講義型研修」と「ワークショップ型研修」の特徴、メリット、デメリットをさらに深掘りし、それぞれの形式が適している研修内容や目的について詳しく解説します。
講義型研修
1.1 特徴
講師が一方的に知識や情報を伝える形式
参加者は座学形式で聴講する
大人数に対応しやすい
短時間で多くの情報を伝えられる
資料や映像などを活用できる
1.2 メリット
効率的な知識伝達: 体系的な知識を短時間で効率的に習得できる。専門家の深い知見や最新情報を直接聞くことで、理解度を高めることができる。
低コストで実施できる: 講師1人に対して多数の参加者が受講できるため、人件費などのコストを抑えられる。
多様な学習スタイルに対応: 資料や映像、音声などを活用することで、視覚、聴覚、触覚など多様な学習スタイルに対応できる。
講師の経験やスキルを活かせる: 講師の経験やスキルによって、内容をわかりやすく伝えたり、参加者の興味を引き出すことができる。
1.3 デメリット
受動的な学習: 参加者は受け身になりやすく、理解度が深まらない可能性がある。一方的な情報伝達では、参加者の主体的な学習意欲を引き出すことが難しい。
応用力の不足: 知識を実際にどのように活用すれば良いのかが理解しにくい。座学形式では、実践的なスキルや問題解決能力を身につけることが難しい
モチベーション維持の難しさ: 長時間の講義は飽きやすく、集中力が途切れる可能性がある。参加者の興味や関心を維持するためには、工夫が必要となる。
参加者間の交流不足: 一方的な情報伝達では、参加者同士の交流や意見交換の機会が少ない。
1.4 適している研修内容・目的
新入社員研修
法令遵守研修
業界知識・商品知識の習得
最新技術のアップデート
2.ワークショップ型研修
2.1 特徴
参加者が主体的に活動する形式
グループワークやディスカッション、演習などを中心に行う
少人数に対応しやすい
知識だけでなく、スキルや態度も身につけられる
参加者同士の交流や協働が促進される
2.2 メリット
能動的な学習: 参加者は主体的に考え、行動することで、理解度が深まり、記憶に残りやすい。
応用力・実践力の向上: 知識を実際にどのように活用すれば良いのかを体験的に学ぶことができる。
問題解決能力・コミュニケーション能力の向上: グループワークやディスカッションを通して、問題解決能力やコミュニケーション能力を向上させることができる。
モチベーション向上・主体性の育成: 自ら考え、行動することで、研修へのモチベーション向上や主体性を育むことができる。
多様な視点の獲得: 参加者同士の意見交換を通して、多様な視点を得ることができる。
2.3 デメリット
時間とコスト: 準備、実施、フォローアップに時間がかかり、コストがかかる場合がある。
ファシリテーターのスキル: 研修を円滑に進めるためには、ファシリテーターのスキルが必要となる。
参加者の積極性: 参加者の積極性や協調性によって、研修効果が左右される場合がある。
体系的な知識の習得には向かない: 断片的な知識や経験の共有になりやすく、体系的な知識の習得には向かない場合がある。
2.4 適している研修内容・目的
チームワーク強化研修
リーダーシップ研修
問題解決研修
コミュニケーション研修
クリエイティブ思考研修
3.形式選択のポイント
研修内容: 知識伝達、スキル習得、問題解決、モチベーション向上など、研修内容によって適した形式が異なる。
目的: 研修の具体的な目的を明確にすることで、適切な形式を選択しやすくなる。
対象者: 研修対象者の属性やニーズを把握することで、効果的な研修プログラムを設計できる。
時間とコスト: 研修にかかる時間とコストを考慮する必要がある。
講師・ファシリテーター: 講義型研修では講師の専門性、ワークショップ型研修ではファシリテーターのスキルが重要となる。
研修後のフォローアップ: 研修で学んだことを実際に活かせるように、研修後のフォローアップも重要となる。
3.1 研修内容
3.2 目的
3.3 対象者
属性: 年齢、性別、役職、経験年数などニーズ: 知識レベル、スキルレベル、課題意識など
3.4 時間とコスト
講義型: 比較的短時間で低コストで実施できる
ワークショップ: 時間とコストがかかる場合がある
3.5 講師・ファシリテーター
講義型: 専門知識や講義スキルを持つ講師が必要
ワークショップ: 研修内容に精通したファシリテーターが必要
4.効果的な研修プログラムの設計
研修内容、目的、対象者を明確にする
適切な形式を選択する
講師・ファシリテーターを選定する
研修内容を具体的に設計する
事前資料や教材を準備する
研修後のフォローアップを行う
5.まとめ
講義型研修とワークショップ型研修は、それぞれ異なる特徴とメリット・デメリットがあります。研修内容や目的に合わせて適切な形式を選択することが重要です。
研修効果を高めるためには、
研修内容と目的を明確にする
対象者の属性やニーズを把握する
研修後のフォローアップを行う
などが重要です。
研修担当者は、それぞれの形式の特徴を理解し、効果的な研修プログラムを設計することが求められます。
ぜひ、貴社の社内研修にもワークショップ型研修を取り入れてみられてはいかがでしょうか?
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