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生きてる理由。(お蚕さんを飼い始めました)
2回の脱皮を終え、3令になったお蚕さん。とにかく食べる。食べる。そして朝と夜では2mmも大きさが変わる。(現在体調20mm)
お蚕さんは、人間が絹糸を得るために改良されたものだから、とても飼いやすい。逃げない、におわない、暴れない。朝起きて、桑の葉が全部なくなっていると、次に与えられる桑の葉を待って佇んでいる。新しい葉を与えると、わーい!という声が聞こえそうなくらいに、むしゃむしゃとかけよる。
中学生の頃、「私は何のために生きているんだろう。何のために勉強してるんだろう。」って思い悩んだけれども、あの時の私に、お蚕さんを飼わせてあげたい。
絹糸を取るために改良されたお蚕さん。
でも、わたしが飼っているお蚕さんは、産業的な目的はなく飼われている。毎日、毎日、むしゃむしゃと桑の葉を食べて、何のために生きているのか。
そんなことを、かんがえるのは、もう、どうでもよいのです。
私が飼っているお蚕さんは、私の、この自粛期間の最大の楽しみを与えてくれている、ひょっとすると私のカメラの技術も上がるかもしれない。根気よく被写体に向き合う、姿勢が身に付くかもしれない。お蚕さんは「生きてる理由」なんかちっとも考えていないのに、こんなにかわいくて愛おしいのです。
むしゃむしゃと、生きているだけで、有り難いのです。
生きとし生けるもの、きっと、みんな、そうなのです。
#お蚕フレンズプロジェクト
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