これが幸せなのかと思った話
夜、お風呂に入る。
髪の毛、身体を洗い、湯船にざぶんと入る。
肩まで浸かり、ふと見上げると浴室の窓が開いていて、近くにある用水路で水が流れる音が聞こえる。
朝起きて、寝ていた和室の襖を開ける。
リビングの窓が開けてあって、レースのカーテンから日光が差し込んでいてまぶしい。
窓近くのソファーに移動する。秋の始まりのような、優しい風が顔に当たる。
楽しい、嬉しい、辛い、寂しい。いろんな思い出のある実家。家を出て10年以上経つしたまにしか帰れないけれど、帰れば安らぎやあたたかさが全身を包み込んでくれる。これが幸せなのだな、と思う。
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