有意義な時間について

先日、とあるゲームの復刻ガチャがやってきた。

それは環境キャラとまでは言えないが、持ってれば対人を戦える代物と言われるようなものであり、既に公式のサイトには入手報告のコメントが大量に溢れかえっていた。

当然、自分も欲しくてガチャを引き、何とか確保に成功する。その嬉しさを共有しようと、すぐさま友達にLINEやxで送り付け、反応を待つ。

さて問題だ。これは人生にとって本当に〔有意義な時間の使い方〕なのか?

〔ゲーム〕という娯楽から派生したもので一時の幸せを感じ、その結果に一喜一憂し、気づいたら夜の9時を過ぎていた。

これでは最早、時間操作をスマホのゲームにされていると言っても過言では無い。

それでもやり続ける理由は人それぞれ違うものの、事の本質は〔そこに時間を使うために他の事を排除した〕ことには変わりない。

スマホの前で欲しいキャラを当てて笑う自分と、画面越しに突然写ってしまったローディング中の自分。

本当にやりたいことがある自分の顔は、果たしてどっちだろうか。


あまりにも本気でゲームに課金したりすると、やがてガチャが作業になってくる。

現実は、その部屋の扉を開けた先に待っている。

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