Kailh Midnight Pro Silent Tactile 【キースイッチレビュー】
本日のキースイッチ
本日ご紹介するのはこちら。
Kailh Midnight Pro Silent Switch / Tactile です。
コストパフォーマンスに優れ、軽量タクタイルの傑作と言ってもいいスイッチです。
現状、自分の一番のお気に入りスイッチとなっていますので、この記事ではこちらを紹介させていただきます。
仕様
Operation Force : 45±10 gf
Pre-travel : 1.9 ± 0.4mm
Return Force : ≧ 15gf
Tactile Force : 55 ± 10 gf
Total Travel : 3.7 ± 0.3 mm
Sound Level : Silent
Operation Life : Up to 70M cycles
Suitable For : Midway gaming / office
Stem : POM
Top Housing : PC
Bottom Housing : Nylon PA66
Contact : Composite gold
Spring : Spring steel
Pins : 5-Pin
Factory Pre-lubed
SMD LED Support
使用感
作動フォース 45gf の軽量静音タクタイルスイッチです。
以下画像のようにボトムハウジングとステム部分にパッドが施されており、打鍵時の反響を抑える仕組みとなっています。
軽量ですが、適度なタクタイル感を残しつつ、軽快なタイピングが可能となっています。
静音性も高く、WEB会議やオフィスでの利用でも全く問題ないでしょう。
静音スイッチにありがちな打鍵時のゴム感はほとんど気になりません。
(底づき感が柔らかいので、しっかりとした感覚が好きな人には向かないでしょう)
感覚としてはHHKB Professional Hybrid type-s の静電容量無接点方式の入力感を思い起こします。
全体的に完成度が非常に高く、入手難易度も低いです。静音タクタイル検討時の第一選択肢としておすすめしたいスイッチです。
気になる点
個人的にそこまで気になる点が出なかったのがこのスイッチです。
強いて言えば、ファクトリールブ済みとはいえ、ややかすれた音があるので、追いルブをするとかすれた音はほぼゼロになります。
タクタイル感に影響が出ないよう、ルブは薄めを心がけたほうが良いのかもしれません。
所感
上記で述べた通り、軽量静音タクタイルとして、打鍵感・打鍵音・コストパフォーマンス等、あらゆる点から非常に優秀なスイッチであり、現在の自分の一番のお気に入りスイッチになっています。
自身が静音スイッチ好きという偏見もありますが、軽めのタクタイルが好き、HHKB Hybrid type-sの静電容量無接点が好き、あまり大きな音を出したくない、という方はぜひ試してみていただきたいスイッチです。