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kindle出版記者会見
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パシャパシャ📸
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ちえル
「本日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。私、こばやしちえは、この度、kindle書籍を出版することとなりました。
出版に先立ちまして、出版までの経緯を今日はお伝えしたいと思います……」
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プロローグ
「これはもう、ライティングやるしかねぇ!」
ちえル
「そう思ったのは、10月のある日のことでした。
2020年に入ってから、精神的にシンドい日々が続いていたんです。
コロナで本業のネイルサロン経営が失速。同時期に、婚約者が失踪。何もかもがうまくいかない八方塞がりとは、正にこのこと。後で調べると、六世占術の「大殺界」の真っ最中。
まさに、どん底と闇の世界が平行している「どん底と闇世界のパラレルワールド」
そんな世界から、私がどう這い上がったのか。今日は、ほんの少しだけ、お話させてください。」
どん底・闇世界にいた2020年
2020年2月、私は渋谷にいました。どんよりとした天気の日。ニューヨーク留学の説明会に出席していたのです。10月に渡米予定でした。
順風満帆だったネイリストの仕事。失速したのは、留学説明会の2か月後の4月。緊急事態宣言。
ネイルサロンの営業が一切出来なくなりました。お客様とも、家族とも会えません。この先の仕事への不安も、大きく心にのしかかっていました。
「このまま今の仕事で生きていけるだろうか… …留学なんて、到底できそうにない……」
辛い気持ちに拍車をかけるように、当時付き合っていた婚約者と連絡が取れなくなりました。
電話をしても出ません。LINEをしても既読になりません。
彼の最後のメッセージは「心臓が痛い」さまざまな思いが交錯していました……
私は、彼と知り合ったマッチングアプリを再ダウンロード。願いながら、彼のプロフィールを検索。すると、彼のアカウントを発見したんです。「元気そうに」緑色のログインマークが点灯していたのでした……
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留学できない。仕事もうまくいかない。恋愛もうまくいかない。
「ここは、どん底と闇世界のパラレルワールドだ…」一週間、落ち込みました。
しかし、ずっと落ち込んでばかりはいられません。私は自営業。働かないと、お金が入ってきません。失恋の思いを、仕事にぶつけようとしたんです。
まず、ネイルのオンラインレッスンをはじめました。オンラインだと美容業界の仕事でも、非対面・非接触の「リモートワーク」で仕事ができるのです。
すぐに、オンラインレッスンのプラットホームに登録。レッスンを始めました。
しかしネイルは、手と手を取り合いながら行う技術。オンラインでは、力加減が伝えられません。そのうえ、細かい作業。PCのカメラだけでは画質が不十分。難航しました。
「何か、他に手立てはないものか……」
オンラインレッスンのプラットホームやWEBサイトを血眼(ちまなこ)になって探しました。
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ライティングとの出会い
すると、ひとつのライティングスクールを見つけたのです。
のちに私のライティングの師匠となる人の講座でした。
ライティングスキルを使い、世界中を飛び回りながら、「好きなときに、好きな場所で、好きなことをする」という師匠が掲げていた言葉が、「ニューヨークに留学したい」という私の夢を、もう一度取り戻してくれたのです。
ライティングを勉強すると、本業のネイルの仕事にも活きだしてきました。
・ブログの更新
・Instagramの更新
・お客様へのセールスメール etc…
魅力的な文章によって、SNSのアクセス数は以前の倍以上に。
ライティング単発講座を受けて、ライティングの楽しさや、重要性に気がつきました。
ネイリストは、ネイル技術を学んでも、ライティングスキルは学びません。
しかし現代ではSNSを活用し、集客することが必須。
ネイリストや美容業界の人たちも、ライティング技術を磨かなければいけない時代になったことに、やっと気がついたんです。
その後すぐに、ライティング本講座に申し込みました。
PCが苦手すぎた私
しかし、以前までPCでYouTubeやNetflixを観るだけの生活。
タイピングは、指で一本ずつでした。
コマンド入力ってなに?
Googleドキュメントってなに?
私のライター人生は、そんなレベルからはじまったんです。
「本当に、ライティングで稼いでいけるのであろうか……」
疑問に感じてきたある日、ライティングスクールで「音声入力」というものを知りました。タイピングが苦手な私でも、早く文章を入力できるようになったのです。
文章が速く入力できるようになると、どんどんライティングが楽しくなっていきました。
現在も本業の仕事が終わると、YouTubeやNetflix、 テレビなどはほとんど観ていません。お風呂に入る直前の23時まで、パソコンと向き合い、ライティングの勉強をしています。楽しくて楽しくて、仕方がないのです。
コマンド入力やGoogleドキュメントにも、だんだんと慣れてきました。他のツールの操作も、少しずつできるようになりました。
以前は、暇さえあればやっていたマッチングアプリもアンインストール。
夢中になれる事を見つけると、人はこんなにも変われるのです。
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成長
ライティングを通して得た大きい成果のひとつ。
それは、自分自身を客観視できるようになったこと。
「自分中心」で物事を考えていては、反応のある文章を書けないし、他の人に響かないことを学んだのです。
反応のある文章を書く重要なポイントは、
・他の人の立場に立つこと
・ターゲットが共感できる目線をもつこと
自分の感情や、偏った思考をいったん「電源オフ」。
まっさらな心、澄み切った思考で考える癖がついてきました。
電子書籍出版を決断
ライティングスクールでは、電子書籍の出版がゴールでした。
ライティングが身についてくると、電子書籍出版もイメージできるようになりました。
はじめは、「ネイルに関する電子書籍」を出版する予定でした。
しかし、月日が経つにつれ「自分のように、コロナで仕事が失速した人を助ける本が書きたい」と、考えるように。
ネイル本の執筆途中で方向転換。
「美容業界で困っている人たちに役に立つ本、ライティングの本」を出版したい。そう思い、また一から書き直すことにしたのです。
一睡もせず、「章立て」を一晩で書き終えました。
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章立てを作ってみると、電子書籍に掲載するために、実績と成果が必要だと気がつきました。実績と成果、報酬を得るために、ネイルメディアで執筆を始めたんです。
仕事終わりに、夜な夜な執筆。 さらにkindleの執筆作業も同時進行。こんなに本気で何かに取り組んだことは、生まれてから一度もありませんでした。
1ヶ月後「ネタ」が揃い、電子書籍の原稿がやっと完成しました。
「どうしても5月に出版したい。」
そう思っていたのは5月に母の日があるからでした。
地元の岩手で、私のことを一番に応援し、コロナ禍で自営業の私を一番心配してくれている母。
母に、ライティングスキルを習得しコロナ禍でも安心して生きていけること証明したい。そのために、電子書籍をプレゼントしたかったんです。
しかし原稿の校正が戻ってくると、山のような修正の量でした。
平日も、休みも、5時起き。仕事以外は修正と編集作業。
それでも、納得のいく文章が書けませんでした。
文章と向き合う日々。あっという間に、母の日が過ぎていきました……
散歩に行ったり、公園に行ったり、お風呂に入ったり。
しかし何をやっても、頭が「電源オフ」にならないのです。
相手目線になれないのです。
「自分中心」「自分目線の私」がどうしても出てしまう。
疲労のピークでした。
そして完全に、筆が止まったんです。
脚本家との出会い
そんな時、ライティングスクールの先輩の「プロの脚本家」が、ストーリーテリングを教えてくれることになりました。
「ストーリー」で語ると人は感動し、共感する。
私は以前からその魅力的な「ストーリーテリング技術」に、ものすごく興味がありました。思い切って、ストーリーテリングを学び始めたのです。
そして、ストーリーテリングの面白さを再確認し、やる気と、勢いの炎が着火。
その「火」の勢いのまま、ついに電子書籍も書き終えました。
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インフルエンサーとの仕事
ちょうどその頃、Twitterのインフルエンサーに仕事の相談をする機会がありました。Twitterでの活躍を拝見し尊敬。憧れていた人です。そして、フリーランスになってはじめて「この人と仕事をしてみたい」と感じた人でした。
そして一緒に、Instagram運営を始動させることになったのです。
Instagramは一見、写真の投稿のようですが、最近では「文字入れ投稿」、「キャプション※の記入」の際にライティングスキルが必要です。ライティングとストーリーテリング技術で、反応のある投稿がInstagramでも実現できるのです。
ネイリストとして学んできた「デザイン力」と「ライティング力」が、かけ合わさったInstagramは、私の得意分野でした。
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そしてもうすぐ、私の電子書籍が出版されます。
今、ライティングとストーリーテリングの力が、私の人生を加速させています。
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パシャパシャ📸
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司会者
「ご静聴いただき、ありがとうございました。
出版日は6/23(木)を予定しております。
それまで、ちえルをフォローしてお待ちください……」
※インスタグラムにおいて、キャプションとは投稿した画像の補足情報を入力する項目のことを指します。
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