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ファンドレイザーはじめました!
こんにちは〜。エンコミュニティラボの山中はるなです。
「准認定ファンドレイザー」という資格を取得し、昨年は日本ファンドレイジング協会主催の9ヶ月に及ぶスクールを受講しました。
次は実践だー!ということで、この4月から2つのNPO法人でファンドレイザーとして活動しています。
あまり日本人にとって馴染みのない「ファンドレイザー」。
つまりは「ファンドレイジング」を行う人のことです。それってなんぞや。
ファンドレイジングとは、非営利団体が、活動のための資金を個人、法人、政府などから集める行為の総称のこと
ほー。
わかったようなわからないようなw
ではテキスト1ページ目〜。非営利団体の財源はなにがありますか?
非営利団体の財源は、①寄付、②助成金・補助金、③事業収入に分けられます。
解決したい課題や実現したいビジョンがあって活動をスタートするので、お金は二の次三の次、という団体も多い。そんな中、よく「活動資金がない〜〜!!」という叫びが聞こえてきます。
支援活動をするのにも、イベントを行うのも、お金は必要。
日常的な支援活動を行う場合は人件費なども必要になってきますし、そうなると労働基準法だって適用されますし社会保険や、長く雇うなら賃金アップも必要になってきます。
単発的なイベントを行う団体にしても、サイト構築費やイベント費用、スタッフやボランティアの日当や交通費、お弁当代など、お金は必要になってきます。
お金のためにやってるんじゃないけど、お金がないと活動できない!
私は19歳の頃からエイズの啓発活動を行って、それから性暴力のサバイバー支援、性被害が起きないための情報発信活動などを行ってきて、その間、団体に所属したり色んな団体のお手伝いしてきたりしましたが、活動資金で困っていない団体はありませんでした。
ただ、前述した通り、一番やりたいことは課題解決のための活動なので、資金調達は後手後手になりがち。そんなときにわたしたちファンドレイザーがお役に立つわけです。
団体からしても、ビジョンをしっかり理解して、その文脈にそった資金調達を専門でしてくれる人は心強い存在。というわけで、日本でも大きな非営利団体には専任のファンドレイザーがいる、ということが増えてきています。
非営利団体ってよく聞くけどなんなん?
ちなみに「非営利団体」っていうのは、「営利を目的としない団体」という意味で、「営利企業」と分けて使われます。でも「営利を目的」としなくても、お金を稼ぐことはOKです。その場合、「ビジョンの達成が目的」で、「お金はそのための手段」、ということになります。
ただ一方で、私がずっと支援活動をしている「ソーシャルビジネス」の分野も、企業だけど「ビジョンの達成を目的」として、「お金は手段や結果」と捉えている会社も多い。なので、「営利企業」「非営利団体」も、今はもっとボーダレスになっているのだと思います。
長くなりましたが、そんなこんなでファンドレイザーという言葉、これから聞くことも増えると思うのでぜひ覚えていて下さい!
そんなファンドレイザーとして活動を始めたのですが、千葉のNPO法人ダイバーシティ工房さんの支援を4月からしています。はじめはファンドレイザーとして入ったのですが、だんだん役割が変わってきて、今はお金を集めず、組織づくりの方にコミットしています。
お金を集めないファンドレイザーとはなんぞや?看板に偽りあり?と思いきやそうではないんです。ちょっと抽象度高い話になるかもですが、次回はそのお話を紹介したいです。