猫伝染性腹膜炎 (FIP)に対するホモトキシコロジーの使い方!
猫伝染性腹膜炎と言えば難治性の病気で有名です。
近年では海外の未承認薬や様々な抗ウイルス薬などの登場により不治の病ではなくなってきました。
ただ未承認薬は高額であったり、認可のおりていない薬を使うことへのハードルが高く一般的な治療には程遠いです。
その他の抗ウイルス薬も現在臨床研究が進んでいる状態ですべてのFIPに有効というわけではありません。
今回の記事では新たな選択肢としてホモトキコロジーのFIPに対する使い方を解説できればと思います。
ホモトキコロジーとは
ホモトキシコロジーとは、身体にとっての有害物質(毒素)が体内に蓄積される事により、病気が引き起こされるという理論に基づき、体内に溜まった有害物質(毒素)を薬(ホモトキシコロジー薬)によって解毒および体外に排泄させ、症状を緩和したり治癒力を高めていく治療法です。
本来健康であるうちは血液やリンパを通して有害物質は排泄器官(肝臓・腎臓・腸管等)に運ばれ、分解・解毒され体外に排泄されます。これらの排泄器官の能力が低下する事により、有害物質が体の組織に蓄積され、病気に発展して行くと考えられています。 そこで、組織に停滞・蓄積している有害物質を組織外に排泄させ、排泄器官の能力を引き出して有害物質を減らして行くことが治療の目標となります。
FIPに対しても組織の修復やウイルスの排泄を促し、自己の免疫を強化することで戦っていきます。
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