「外出自粛」の意味を考える。
いよいよ緊急事態宣言が出ました。
対策として
「とにかく外に出ないことに尽きる」
「自分・家族・大切な人・社会を守るための行動を取ってほしい」
と要請されている東京。
もちろん、それはウイルスを拡散させないための正しい行動を促す言葉です。
しかし、その言葉を忠実に守ろうとすると、
「出勤を止めて引きこもります」
という選択肢ただ一つになる…
どうしても外に出なければならない、止めることのできない業種に勤める自分にとって、「そんなこと全体に向けて言われても…」というのが過り、守れないのが申し訳なくも思い、これをどう納得して自分の中に落とし込むかずっと悩んでいました。そういう方々は大勢いると思います。
そもそもここで言う「外出」というのは「自由に出かける」こと。「遊びにいく」という表現が手っ取り早いかも知れません。
「自粛」というのも本来は自らの発端で自発的にするものであって、他から強制されてするものではない、促すものであると思います。
自分はそういう語感を細かく気にしがちなタイプなので、公で発表されるものに関しては割と一つ一つの言葉の使い方が気になるのです。
少し脱線しましたが、緊急事態宣言が出ようが、外出するなと言われようが、とにかく仕事は続けるしかありません。テレワークなど不可能な業種ですから。
とはいえ自分にとって今の仕事は嫌ではないので、それは良かった部分でもありますが(笑)
とにかくできることは、仕事以外の余暇時間で
必要以上に人に近寄らない
人が密集する場所にいかない
のはもちろんのこと。
そして一番重要な点は、どんな時でも
「手洗い・うがい」の基本の徹底で予防するしかありません。
症状の恐さを伝えたり、不安を煽ったりする記事やツイートや動画が今はたくさん出ています。もちろんそれらは十分に訴えかけられ伝わっています。
しかしそれよりも、どう予防するか、かからないようにするかという、どちらかといえば建設的な情報を探して触れる方が、気を正しく強く持てるような気がします。気分が落ち込めば免疫も落ちますから。
手洗い・うがいの習慣は、日本が世界に誇れる良き伝統なのではないか
と最近強く思い始めました。
日本ではどんな人でも子どもの頃から
「外から帰ったら手洗い・うがいをきちんとしましょう」
と教えられていると思います。
(中にはしない人もいますが)帰宅時、食事時、トイレ、その他、どんな時でも無意識に手だけは洗い、その行為を抵抗には思わない。
世界的に見て日本は綺麗な水で洗うことができるという幸せもあります。
この染み着いた習慣が、現状日本の感染者数が爆発的には増えていない一因だと自分は本気で思っています。
外出の自粛に加えて、この習慣を全員が徹底して行い感染者数を抑え込むことができれば、大きな世界へのメッセージにもなる気がします。
緊急事態宣言が出ても、街中の人通りは少なくなりそうですが、生活にそれほど劇的に変わりはないと思います。変える必要もない。
必要以上に不安にならないということ。とにかくウイルスにかからないように気をつける
だけでいいと思います。
今は
「外に出る必要のない時だけは家に籠り」
「徹底した手洗い・うがい」
をして、時が過ぎ去るのをじっと我慢する時ですね。
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