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デパ地下巡り〜飛騨牛極上お弁当「みわ屋 / 馬喰忠兵衛 牛しぐれ飯」「なだ万 / 匠の膳」「おこわ米八 / たっぷり野菜とチキンの和風黒酢弁当」を味わってみた〜
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一昔前は百貨店といったら屋上には遊園地、夏はビヤガーデンとどこも大盛況。まさに娯楽の聖地といった感じでした。子供の頃には百貨店を訪れるだけで「お子様ランチが食べられるかも?!」とワクワクしたものです。
そんな百貨店もバブルが弾けてからはずっと下降線気味。そんな停滞気味の百貨店業界ですが、その中でも一際元気なのがデパ地下(飲食店売り場)。今でもデパ地下だけは、どこでも大盛況。
と言うことで、たまにデパ地下を覗くのが楽しみの1つなのですが、先日家族が「ジェイアール名古屋タカシマヤ」を訪れた際に、飛騨牛まぶしが有名なお店「みわ屋」のお弁当を購入してきてくれたので、ご紹介してみたいと思います。
こちらが飛騨牛極上お弁当「みわ屋 / 馬喰忠兵衛 牛しぐれ飯」1,500円。「岐阜県瑞浪市土岐町3368-3 / 0572-68-3388」に本社がある岐阜の会社ですが、いわゆる”名古屋めし”の一つとして扱われているみたい。飛騨牛は東海地区が誇る最高峰の国産牛の一つでもあります。
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■「馬喰忠兵衛 牛しぐれ飯」を味わう
蓋を開けるとこんな感じ。ご飯の上には、これでもかとたっぷりの極上牛しぐれがのっかっています。 脇に「厚焼き玉子」が添えられているのも嬉しい。
馬喰忠兵衛(ばくろちゅうべえ)は、みわ屋の祖先で馬喰を商いとして牛馬の良し悪しを見定めていた忠兵衛の名にあやかり馬喰忠兵衛と命名。みわ屋のこだわり肉をふんだんんに使った肉弁当シリーズのこと。
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アップでもう一枚。通常の細かい牛しぐれとは違い、これはもう普通に極上肉を使った牛肉弁当じゃないですか。もう完全に見た目でノックアウト。
まずはスプーンですくってお茶碗に盛り付けます。近づけると甘辛い匂いが漂ってきて、もう堪りません。
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それでは一口いただきます。 すき焼き風に甘辛に煮に込まれた極上の牛肉はとっても柔らかくて、噛みしめる度に牛肉の旨味が染み出してきます。 このひと口をつまみにビールを流し込むと、もうそれだけで最高のアテに大変身。
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白ご飯と一緒に頬張ると、口の中にほおばった途端にお肉の甘み&旨味が口の中に広がり、幸せな気分に満たされます。甘辛の極上肉とふんわり炊き上げられた白ご飯の組み合わせが、美味しくないはずありません。以前より少し値上がりしてしまったけれど、これだけ極上の牛肉が沢山入ってこの味ならば、大満足。
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お次に「厚焼き玉子」をいただきます。色目がとっても綺麗で、丁寧に焼き上げられているのが一目でわかります。 卵焼きは大好物なので、牛しぐれと一緒に食べられるのは嬉しい限り。卵焼きは、とってもふんわりと柔らかく優しい味わい。 牛肉が結構濃厚な味付けなので、この卵焼きがよい箸休めに。
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■「なだ万 / 匠の膳」を味わう
こちらは「なだ万」の「匠の膳(9月-11月)」2,376円。なだ万は、1830年創業の日本料理店で、日本を代表する老舗料亭のひとつ。百貨店などテナントでも、惣菜やお弁当の販売も行なっています。さすが「なだ万」のお弁当だけあって、パッケージも豪華。
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少しずつ多彩な味が楽しめる、二種の御飯が入ったお弁当。各種料理ごとに細かく小分けされていて、 色彩も鮮やかで見ているだけでも楽しい。料理の内容も、これだけの食材が使われていて、見た目だけではなく、栄養価としての満足度も充実。
一つずつの料理が、しっかりと味付けされていて、どれも美味しい。お家にいながら本格的料亭日本料理が味わえて、さすが「なだ万」といった感じ。
赤魚西京焼、合鴨燻製、厚焼玉子
鶏つくね焼 蒟蒻田舎煮
白身魚入りつみれ豆腐、鶏高野豆腐
豆腐しんじょ揚げ煮、人参、さや隠元
蕗・木耳・つき蒟蒻・油揚げ煮
山芋入りしんじょあおさ揚げ
おきあみ平天黄金揚げ
彩人参、黒花豆
蟹風味蒲鉾、海老つみれ、茄子オランダ煮
六方里芋 蓮根田舎煮、さや隠元
牛肉香味焼(白胡麻)
白御飯
錦糸玉子
きのこ入り五目御飯〔平茸、椎茸、人参、舞茸、油揚げ〕
刻みしば漬
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■「おこわ米八 / たっぷり野菜とチキンの和風黒酢弁当」を味わう
こちら「おこわ米八」のお弁当「たっぷり野菜とチキンの和風黒酢弁当」は初体験。多くの方がこちらのお弁当を購入していたので、今回試してみることに。日に何度も職人が店内厨房で炊きあげる出来たておこわを詰めたお弁当ということで、期待も高まります。
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こちらが「たっぷり野菜とチキンの和風黒酢弁当」1,180円。これだけの具材がたっぷりと入って、この価格はお得感あり。オリジナルのこくまろやかな黒酢で、チキンと彩り野菜を和えた人気のお弁当。
おこわの専門店だけあって、3種類入ったおこわご飯がほんと美味しかった。どれも味が濃すぎることなく優しい味つけで、具材の旨味を引き立てています。おかずに黒酢ソースをかけて味わうと、より素材の甘味が引き立てられて、美味しさ倍増。おこわ米八、ここもリピート確定。
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こちらが「豚肉の紫蘇巻き揚げ」。食べやすく一口大にカットしていただきます。
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ソースをつけて、一口いただきます。サクサク衣に柔らか食感の豚肉、噛みしめると、豚肉の甘さと紫蘇の香りが、ふんわりと口の中に漂います。麦酒との相性も抜群で、最高のアテになること間違いなし。
■「デパ地下巡り」まとめ
今回は、”デパ地下巡り”ということでお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。「みわ屋」「なだ万」「おこわ米八」とどこも甲乙つけがたい老舗有名店ばかり。さすが長年人々から愛されているだけあって、どこもオリジナリティーがあり、間違いない美味しさで、大満足。
また地元デパートを訪れた際には、他のご馳走にも挑戦してみたいと思います。(^_^)v