80万かけてヨーロッパで僕は何を学んだのか
「人の持つ本質は光だ」
このシーンを見た時、全身に衝撃が走ったのを今でも鮮明に覚えている。
僕が大好きな漫画であるキングダムの秦の王様、嬴政にによる言葉だ。
「人の持つ本質は ー 光だ」
「形や立場が違えど、皆一様に自分の中心にある"光"を輝かせて死んでいった。そしてその光を次の者が受け継ぎ、さらに力強く光り輝かせるのだ。そうやって人はつながり、よりよい方向に前進する。人が闇に落ちるのは、己の光の有り様を見失うから。見つからず、もがき、苦しみ、悲劇が生まれる。その悲劇を増幅させ、人を闇へ落とす最大のものが戦争だ。だから戦争をこの世から無くす!」《引用:キングダム 40巻より 政の言葉》
現代では漫画キングダムは「今、一番売れている、ビジネス書」といわれている。
それはなぜか、、、、、
「漫画キングダムを通して人間力を構築することが出来るから」
だと僕は思う。
人の持つ本質は「光」
僕が漫画キングダムを通してこの言葉と出会ったのは大学1年生の時だった。
そして大学3年生になり就職活動を行う上で自分を見つめ直す際に
「自分が理想とする大人とはどういう人間か」
と深く考えるようになった。
OB訪問等をひたすら行い、僕が出した結論、それは
「カッコイイ人間」である。
そしてカッコイイ人間は必ず自分の中にしっかりとした軸を持っている、そう思うと、「人の持つ本質は光」という言葉が頭をよぎった。
僕は今回のヨーロッパ旅行で「人の中にある強烈な光」を見た。
僕が在住したヨーロッパの現状はコロナウイルスの加速により、国や人そのものが大きく変わってしまい、アジア人である僕は数回の差別を受けた。
まさに闇。
家族にはヨーロッパに行くなと止められ、ヨーロッパではコロナ呼ばわりする、自国へ帰れと言われる、そんな経験をした。
そんな暗い環境下だからこそ実際に現地へ足を運び、僕が体験したものは「人の中にある強烈な光」であった。
日本で英語が話せる人が少ないことに衝撃を受け、日本の教育制度はどうなっているんだと詰め掛けてきたバルセロナのAirbnbの家主。
歯止めが利かないイタリアで人種差別解決を僕たちに訴えてくれたヴェネツィアのショッピングモール店員、
移民であることに誇りを持ち、50代後半なのにまだまだ成長を試みているフランクフルトのマックで深夜に出会った音楽家、
人と異なることは恥ずかしいことではなく誇らしいこと、と新たな価値観を教えてくれたカメルーン人
自分が何かをするのではなく、相手に何かをしてもらってお金を稼ぐYoutuber、
自分で期限を設定し、期間内でプロ契約を志すサッカー小僧、
など例を挙げると切りがないが、彼らは自分の中にある光を強烈に輝かせていた。その光が垣間見えた、そんな旅であった。
この光を持つ人に必ず共通していること、
それが
基軸がしっかりしている
ことである。
光=周りの人や環境に流されずに自分を持ち続ける基軸
少し話がずれるが、
僕たちはよく旅行先の評価の基準に人柄が大きく関係してくることが多い。
「あの国は人柄が良い、あの国は人が暖かい、だから僕はあの国が好きだ」
皆さんならそんな会話1度はしてみたことがあるのではないだろうか。
そこで大切なのは、なぜそのようなことを思うのか、
それは旅行中に「人が持つ光を見たから」だと僕は思う。
①旅行など普段生活する環境が異なる環境下
②逆境下
にこの光は感じやすいように思う。
ぼくはたまたまヨーロッパという普段とは異なる環境下に身を置き、コロナウイルスで情勢が悪化する逆境下にいた。だから人が持つ光を強く感じた。
でも旅行先でどんな人に会うかはご縁。だから僕は自分の対応一つで日本という国の評価が決まってしまう可能性がある以上、日本に来てくれた外国人の方には常に親切でありたい、と思うようになれた。
僕が今回noteを始めてから友人が
「お前のnoteをみて俺も始めようと思った」
と言ってくれた方が数人いた。これも微力だが僕が発した光が人へ影響されたものだと思うと素直にうれしい。
そして最後に忘れてはいけないのが、今旅で学んだ、人が持つ本質は怒りや欲望ではなく光であるということ。
この光さえ見失わずに輝き続けさせればカッコイイ人間になれる、そう確信している。
本日もお読みいただき有難うございました。
現在日本は新型コロナウイルス拡散の瀬戸際で辛抱強い日々が続いていると思いますが、この窮地を皆で乗り切っていきましょう!
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