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終遠のヴィルシュ ErroR:salvation イヴルート 絶望エンド感想 【ネタバレあり】

 ここから先、タイトルに関するネタバレがございます。まだプレイしていない方や、これからプレイする予定のある方は当記事を見ることをやめ、どうかまっさらな気持ちで物語を読んでください。


















 感想の書き方にまだ慣れていないので、写真無しにて失礼致します。
 そして若干話の脈絡がないです。思いついた時に感想を書いているので、前後の話の繋がりがないかと思います。悪しからず。

 いや〜〜〜終わりました、イヴさんルート。
 これまでシアンさんやリュカ先生、マティスくんのルートを終えてきて、それぞれのルートの謎は解消されたけど、これら全てのルートの問題が解決された訳では無いなぁ、いやまあそういうもんだよなぁ……でも解決して欲しいなぁ……と若干淡い気持ちを抱いた中始めたイヴさんルートだったのですが、後半に行くにつれて、どんどんとそれぞれのルートの問題が解決されそうなお話にワッ!!と思わず湧いておりました。
 その関係の話で、個人的にはカプシーヌさんがセレスちゃんの遺伝子を狙い始め、そして薬湯を送った際は飲むな〜!!!やめろ〜!!!と叫んでおりましたね。
 まあ、そんなカプシーヌの狙いも外れる訳ですが……

 イヴさんルートで好きだったお話は上記以外にも沢山あるので、どんどんと挙げていきます。
 若干順序を覚えていないのですが、まずはイヴさんのお顔の火傷がセレスちゃんに見られるシーン。
 イヴさんのお顔の火傷にセレスちゃんがキスをするスチルがとても美麗で、素敵でした……
 テキストはかなりうろ覚えですが、それでもイヴさんのお顔の火傷を肯定していたセレスちゃんが本当に大好きです。
 このシーンや、後に挙げるイヴさんがリコリス・ノワージュの守護者だとわかるシーン。他にもどのルートでも、真実をわかった上でも思いますが、やはりこのセレスちゃんでなければいけない理由がわかった気がして嬉しかったですね……だって恐らくあの世界での普通の人と呼ばれる人達の半分以上はイヴさんのお顔の火傷を見て離れるはずですもの……セレスちゃんだからこそ傍にいられるんだろうなぁと思いました。

 そして次に挙げるのはイヴさんがリコリス・ノワージュの守護者であることがわかるシーン。セレスちゃんがリコリス・ノワージュを家族だと思っていること、その姿がとても綺麗だと思いました。
 好きだとわかるのにテキストとなると本当にうろ覚えになってしまいますので、スチルのお話をさせていただくのですが、セレスちゃんの御髪に本来の色のリコリス・ノワージュを乗せているイヴさんのスチルがとても綺麗で、そして本当に好きだなぁという思いになります。

 そして次はヒューゴさん関連のお話です。
 最初に登場してからヒューゴさんのことはずっと気になっていたのですが、まさか亡くなられてしまうとは……本当にあそこは信じられなかったです。ヒューゴさんに生きて欲しい、ではなく、生きているものだ! 大丈夫! と勝手に慢心していたので、尚のことその後に亡くなられた描写が挟まり、驚きました。どうか今でも夢であれ……と願っております。
 本当にセレスちゃんと喧嘩するヒューゴさんのお姿を見たかったものですね……
 セレスちゃんとヒューゴさんの確執のようなものが話したことで少しずつ溶けていただけに、本当に悲しかったです。生き返れ……と願っています、今でも。

 そしてお次は真相のお話。
 セレスちゃんは死神では無い、とずっと思っていましたが、本当に死神でしたね。それも呪いとかいう不確かなものより確実な科学的なもので証明されました。
 本当にそれはびっくりしました……まさか科学的なもので、ファンタジー要素では語られない、現実的なもので語られるとは……正直呪いとかいう不確かな要素を大元にセレスちゃんのことを死神だと語る国民達があまり得意ではなかったので、科学的に証明されたのはとても嬉しかったです。
 ただ、それでもセレスちゃんのことを選べるか分からなかったイヴさんの姿には、そうなるよなぁ……の気持ちでいました。大切な相棒であるヒューゴさんも亡くなられていますからね……私に彼の絶望が分かる訳では無いですが、それでも愛する感情が揺らぐのは仕方がないのかな……とは思います。
 それでも立ち直ってくださったイヴさんは、とても、とってもかっこよかったです。憎んでいるけど、愛している。私の中には愛するか憎むか、という、0か100かの答えしかないものですから、尚のこと驚きました。
 個人的にアドルフさんとイヴさんのお酒を飲んでいるシーンは、穏やかに時間が過ぎていて。どうかこの時間がいつまでも続けばいいと思ったものです。

 その後セレスちゃんを救済する、と自身からの依頼で決めたイヴさんの行動は一貫したものでした。
 誰に何を言われても、救い出す。
 その最中にアドルフさんが亡くなったのは本当に苦しかったです。
 シアンさんルートでもアドルフさんは亡くなっており、その時にも感じたことですが、主人公ちゃんの身内が亡くなるのはとても苦しいですね……というより、気になっているからでしょうか。シアンさんルートでアドルフさんは亡くなる可能性がある、と覚悟しておりましたが、やはり何度見ても慣れません。
 その後も進んでいき、リュカ先生がイヴさんを試すシーン。
 正直な話、試している、と思っていたのであまり深刻には捉えていませんでした(流石にリュカ先生がハルバードを持ち直したシーンは少し肝が冷えました)が、それでも尚イヴさんは殺さないでくれ、と願います。その姿に、イヴさんは覚悟を決めたら一貫した姿勢を持つのだろうな、とそう感じました。

 そうしてやってきた実験室、ですかね。その中でイヴさんはセレスちゃんに声をかけます。残酷な言葉を口にするイヴさんに、けれど私はそれが良いなと感じました。大半の人には残酷であっても、傲慢であっても。それを彼の愛するたった1人に捧げるのであれば、それでも良いな、それが良いなと感じたのです。

 その後のイヴさんとシアンさんの攻防はとても凄いものでした。
 本当に呆気にとられるような戦いが繰り広げられているのだろうな、とわかる描写や演出で、目をみはりながらも読み進めておりました。
 その最中に起こる言葉の応酬。
 神ではない、と言葉をかけたイヴさんのお姿や、その後のスチルに、今までにはなかったイヴさんの姿を捉えられたような気がしました。
 そうして決まった決着。イヴさんが勝ててよかった……
 個人的に戦闘中にイヴさんが痛みを自覚できたシーンがとても嬉しかったです。

 けれど、エラーの影響で機械が閉じてしまい、暴走したセレスちゃんの体質が黒い霧として現れ、結果爆発。セレスちゃんは人間が近づけば、一瞬で死に至らしめる存在となってしまいます。
 それに気づいたのも一度イヴさんに近づいた後。思わず離れたセレスちゃんは誰にも影響しない場所で死ぬためにそのまま遠い場所へ。
 イヴさんも遅れて目を覚まし、そしてそのまま追いかけます。
 アルペシェールに住む大半の国民達はどうなってもいいと思ってしまっていますが、それでもセレスちゃんにとっては彼女の体質により亡くなることは苦しいこと。どうかそのまま近づかないで、殺そうとしないで。そのまま離れて忘れてくれ、と願っても国民達は彼女に近づき殺そうとしてきます。
 その最中折られてきたリコリス・ノワージュとセレスちゃんの体質によりまたもや爆発。辺りは一面焼け野原。
 そんな中でも近づいてきたイヴさんに、ああ、イヴさんは本当に覚悟が決まっているのだなぁ、と。そんなことを改めて思いました。
 過去の影響で炎は怖いはずなのに。それでも近づくイヴさん。
 けれどイヴさんは焼けて真っ黒焦げに。このシーンは思わず声が出なくなった覚えがあります。
 そんな、愛しい人の変わり果てた姿に。セレスちゃんは遂に狂ってしまいました。
 私が個人的に思っていることですが、このゲームの絶望エンドでの狂い方がとても綺麗で、そしてその言葉正しく狂気的で。素敵ではあるし、好きだけれど、それでも狂っているからこそ怖くなってしまいます。
 セレスちゃんは真っ黒になったイヴさんの手を取り口元へ。その姿は綺麗で美しくて。けれど異常な光景でした。
 そしてそのままエンディングへ。
 その後のシーンも見て思わず驚きましたが、あまりにもうろ覚えなのでここで終わりとしておきましょう。

 終遠のヴィルシュ、絶望エンドが本当に丁寧に絶望を描いていらしてて、あまり絶望のお話に慣れていない私としてはその言葉の通り少しだけ慣れないものですが、それでも癖になりますね。良質な物語を読めてずっとニコニコしていましたから。

 実はイヴさんルートは昨夜終わらせており、一晩経って落ち着いてからの文章だったのですが、ここ数日でプレイしたものは少しは覚えていたような気がします。それ以前の、数ヶ月前にプレイした部分は覚えておらず、書けなかったのが心残りです……
 この後はアドルフさんルートとアンクゥさんルートを、昨夜少しだけ進めた部分から先のシーンをプレイしていこうと思います。
 かなりうろ覚えの文章、拙い言葉遣いでしたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。
 それでは、またお会いしましょう。

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