過去からのミステリーコール。
年明け会社のミーティングが終わった後、急に見知らぬ番号から電話が掛かってきた。
基本見知らぬ電話番号にはでないし、検索してからかけるのだけれど、なんとなく出てみた。
お店とか、間違い電話かなとも思ったのだが、出てみると全く持って予想もしない相手からの電話だった。
「こちら、溝の口の紛失物の窓口なのですが」
「はい?」
「東急電鉄の溝の口駅なんですが」
「はぁ」
「こちらにPASMOが届いておりまして、お電話させて頂きました」
はあ?
なんだ夢でも見てるのか?ドラマか?と思わぬくらいなの驚きの電話で、プチパニックになったが、とりあえず話を聞いてみる。
▶︎駅員さんの話を聞いてみると、
・私のPASMOが拾われて、届けられている。
・落とし物として保管されている場所が、東急電鉄の溝の口である。
・しばらくすると警察に届けないといけないので、できればそれまでに取りに来て欲しいが、来れるかどうか。
▶︎対して私の状況はというと、
・ここ最近はテレワークだし、そもそも今、私はSuicaを使っている。
・ここ数年PASMOを落とした記憶はない。
・多分遺失物の届出をしているので、特に返してもらわなくてもいいのだけど。
昔々の記憶で、PASMOを落としたような記憶はあって、届け出たような気もする。
そしてカードを送ってもらうとか、そのまま破棄とかは無理なのかと聞くと、デポジットの500円があるので、どっちも対応できなさそうであった。(まあ都内だし、できたら取りに来てちょ、ってことみたい)
だがしかし、何故に溝の口?
過去、溝の口駅に一回も行ったことはないし、東急電鉄を使って通勤したこともない。
では何故、今、溝の口で、私のPASMOが拾われて届けられてる??のだ??
東急電鉄さんに聞いても、わかる訳もないのでもちろん聞いてないけど。
ので、前向きに東急電鉄さんに、質問してもわかることを聞いてみた。
『溝の口ってどこにあって、どうやって行くんですか?』
説明しよう。
私はとても地理がわからない、のだ。
駅員さんと思われる電話口の人も、私の質問に一瞬迷った後、
「えーとですね、渋谷から東急で12分くらい電車で行ってもらうと着きます」
と答えてくれた。
それで、ああ、渋谷ね。渋谷からちょっと行ったところね、と、なんとなく位置を把握できた。
電話をもらったタイミングが週末近くだったので、週末取りに行けなかったら取りに行くの無理なので、そのまま警察に引き渡されるということで話は終わった。
普通に考えれば、昔に私のPASMOを拾った人が使ってて、いらなくなったのか、気まぐれに落とし物として届けたのだろう。
しかし、何故今?という疑問はつきないまま、旦那にお願いして、一緒に週末プチ旅気分で、溝の口に行ってカードを引き取った。
見てびっくり。
定期として使っていたPASMOで、なんと10年くらい前の日付のものだった。
イヤーーーーーーーー!!!!!!!なんか怖い!!!!と思い、思わず「カードいらないです・・・」と咄嗟に言ってしまった。
駅員さんも「あ、そうですか」と普通に言って、粛々と手続きを進めてくれた。
(一応その後、紛失届の後、カード再発行しました?とか聞かれたけど、何せ10年前だし覚えてない上に再発行したものは、多分すでに精算してしまっていると思う)
っていうか、PASMOを拾った人は10年持ってたの?
それとも10年間、溝の口に落ちてたの??
謎は尽きないままだけれども、初めての溝の口駅は、普通のシティタウンでした。
(ご飯食べてちょっとぶらぶらしてすぐ帰った)
そして実は・・・過去にワタクシ、青森警察からも電話が掛かってきたことがありまして・・・。
その時は新幹線に手帳を落とし、その手帳が、そのまま終着駅の青森まで旅をして到着し、今回みたいに最終的に警察に届けられて、電話が掛かってきたみたいでした・・・。(その時は流石に郵送してもらいました・・・)
後、仕事のものを車内に忘れて、駅員さんに探偵バリに捜索してもらい、無事に見つかって、めっちゃ遠くまで取りにいったこともあったのでした・・・。
みんな落とし物には気をつけようぜ!!!(お前が言うなって話でした)
おしまい。