「内容充実指数」として、マラソン選手の戦績で数字遊びを続けることにしました。&東京、名古屋の好成績者
はじめに(お知らせ)
先日から2回にわたって日本のマラソン選手の結果を使って数字遊びしてきましたが、今後も継続していく事にしました。それに伴って、マラソン選手の「内容充実指数」と正式?に名前を付けて不定期的にポイント、個人順位化していこうと思っています。よろしくお願いします。データの名称についても上記の記事からご覧いただければ幸いです
その前に、まずは今月行われた主要マラソンレースの結果から。
東京マラソン(3月5日開催)
男子
男子はタイムは平凡でしたが、誰が優勝するか最後まで分からず勝負に徹したレースとなりました。結果、スプリント勝負で抜け出したデソ・ゲルミサが2:05:22で東京マラソン初優勝を果たしました。着差あり同タイムでモハメド・エサが2位でした。5位に入ったキャメロン・レビンスは2:05:36を記録しカナダの国内記録を更新する快挙を成し遂げました。おめでとうございます
日本勢も山下一貴(三菱重工)が日本歴代3位に入る2:05:51で7位、其田健也(JR東日本)が同4位の2:05:59を記録し8位入賞を果たしました。共に自己記録1分以上更新です。世界の壁は高いままですが、タイムについては文句のつけようがありません。終盤まで優勝争いに加わったことで経験値も大きく積めたことでしょう。見事なレースでした。
女子
女子は青森山田高卒→昨年までスターツ所属という、日本への所縁が深いローズマリー・ワンジルが2:16:28でマラソンキャリア初優勝を果たしました。この記録は世界歴代6位の好タイムであり、近年の女子マラソン高速化を象徴する優勝劇と言えるかもしれません。2位に2:16:56でツェハイ・ゲメチュが入り、昨年優勝のアシェテ・ベケレは2:19:11で3位でした。
日本勢は日本記録ペースに挑みかかった松田瑞生(ダイハツ)が粘りの走りを見せ6位に入りました(2:21:44/2ndベスト)。堅実に5km16分台後半のペースを刻み追い上げた細田あい(エディオン)が松田に次ぐ7位(2:22:07/2ndベスト)となり、男子と同じくW入賞となりました。
名古屋ウィメンズマラソン(3月12日開催)
世界歴代2位の記録を持つルース・チェプンゲティッチが何と2年連続で名古屋に参戦した今大会、昨年と違い独走が続き終盤やや伸び悩みましたがそれでも2時間18分08秒と他を圧倒する走りを見せました。2位に3分44秒差は日本国内の選考レースではあまり見ないタイム差です。
初の名古屋参戦となった鈴木亜由子(JP日本郵政G)、前田穂南(天満屋)は期待通りの走りを見せ両選手とも自己記録を更新する走りを見せました。鈴木亜由子は前半1:11:20→後半1:10:32でネガティブスプリットを48秒達成し2:21:52で2位に入りました。やはりポテンシャルの高さは相当なものです。前田穂南は怪我などに苦しみましたが今大会2:22:32で3位に入り10月開催のMGCへの出場権をようやく手にしました。
その他MGC出場権を確保している上杉真穂、鈴木優花、和久夢来の3人もサブ26を達成し大崩れしない、なおかつ積極性のあるレースを見せました。
内容充実指数(3/20更新)
データの名称や使用した意図に関しては上記記事を参照してください。
なお、先週末開催されたとくしまマラソンについては川内理江(大塚製薬/TOP16圏外)のみ平均値に含め、他の選手は加えない事にします。ご了承ください
男子
女子
山下一貴(三菱重工)
東京マラソンを2:05:51の7位で走り811.9Pを記録
平均806.55Pで5位→4位へ浮上
其田健也(JR東日本)
東京マラソンを2:05:59の8位で走り809.7Pを記録
平均796.68Pで9位→6位へ浮上
鈴木亜由子(JP日本郵政G)
名古屋ウィメンズマラソンを2:21:52の2位で走り832.6Pを記録
平均805.33Pで5位→2位へ浮上
細田あい(エディオン)
東京マラソンを2:22:07の7位で走り809.4Pを記録
平均793.60Pで9位→4位へ浮上
前田穂南(天満屋)
名古屋ウィメンズマラソンを2:22:32の3位で走り821.2Pを記録
平均791.15Pで12位→7位へ浮上
本日は以上になります。ありがとうございました。