1962年生まれのカメラを買った話
最近、カメラを購入しました。
全くの初心者で、スペックとかは一切わからなかったので、個人的にグッとくるかどうかで決めました。そこで選んだのがリコーのオートハーフです。
1962年製・・・。今年で57歳、弊社の部長クラスと考えると先輩の風格が感じられます。
・デザインがめちゃくちゃカワイイ
まず見た目が良いです。銀ピカなのに幾何学模様が散りばめられており、シンプルすぎません。「もうほとんど芸術品の領域では?」と言われています(主に僕に)。
このボディですが、多くの種類が発売されており、そのどれもが現代の感覚で見ても秀逸なものが多いです。正直全部欲しい・・・。
©120%オートハーフを楽しむ本/Ryu Itsuki
・撮影がめちゃくちゃ簡単
理研光学の若手技術者・安宅久憲(あたか ひさのり 1934-)が個人的な着想から1961年に原設計に着手。安宅は「自分の50歳の母親でも撮れるカメラ」という基本構想から、可能な限りの撮影自動化と、女性のハンドバッグ、男性の上着のポケットに入るサイズの小型化を目指して設計した。 wikipediaより
上記のようなコンセプトで、簡易的なゼンマイ式ということもあり、「写ルンです」の感覚で撮影することができます。(写ルンですは1986年発売)
フィルムの装填だけできればあとは楽に撮れるし、ハーフカメラなので他のカメラの倍撮れます(24枚撮りなら48枚)。
こんな感じで分割されて撮影されます。オートハーフを使って美術館で塩田千春展のそれっぽい写真を撮ると、良い感じにそれっぽくなりました。
・やっぱり新しいことは楽しい
結論として、新しい何かをすることはめちゃくちゃ楽しいことを再確認することができました。
新しい漫画を読むことも楽しいし、美味しいご飯屋さんを見つけることも、新しい友人ができることも、カメラを持ってみることも、簡単な変化だけど変化ではある訳で。
人生が固まらないように生きていきたい。