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心を自由に羽ばたかせるために

私たちの周りにある、たくさんの「〜しなければいけない」から解放されたら、どんなに楽になるでしょう。
思い巡らせてみると、私たちはたくさんの「〜しなければいけない」に囲まれて生きています。
起きなければいけない、会社に行かなければいけない、食事を作らなければいけない、お風呂に入らなければいけない、早く寝なければいけない、などなど。
そんなつもりはなくても、私たちは気が付かないうちに「〜しなければいけない」に取り憑かれているのです。

2020年の終わりから風の時代が到来しました。
今までの土の時代を表す言葉としては、物質主義や所有、固定概念、年功序列など。
それに対して風の時代は、情報、コミュニケーション、個性などが象徴的な言葉として挙げられます。
これらの言葉に共通するように、風の時代は自由なイメージがあります。
風は、ふんわりとして軽やかなもの。それと同じように風の時代は何事にも縛られることなく自由に生きられる時代です。

そんな自由な時代には、今までのように周りに合わせて自分の意思を押し込める必要はありません。
軽やかに生きるためには、今まで我慢していたものを手放して、自分が良いと思うものを選択することで、風の時代らしい生き方に近づけます。
そこでまず手放したいものが、「〜しなければいけない」です。
「〜しなければいけない」は自分の意思に反したことをする時や他人が決めた枠の中で出てくる言葉。
なにより「〜しなければいけない」という言葉には、心をズンと沈ませる力があるから。

とはいえ、日々の生活で「〜しなければいけない」ものはたくさんあります。
起きなければいけない、会社に行かなければいけない、だけではなく、こんな言い方をしてはいけない、こんな考え方をすべきではない、良い人でいなければいけない、などなど。
そのことに気が付くことが、最初の一歩です。
次の一歩はそれらを手放すことなのですが、それこそが最大の難関だと思っています。
だって、これらの「〜しなければいけない」シリーズを手放すということは、社会で生きていけなくなってしまうことを意味しますから。
つまり、それらを手放すことは現実的には不可能なのではないかと思います。
社会的に生きるのが難しくなってしまうことは、本当の意味での風の時代を生きているとは言えません。

ここで求められているのは、固定概念を手放す、ということなのだと思います。
言い換えれば、強いこだわりや執着のような、固い考え方。
「こういうやり方でなければ!」を捨てて、「そんなやり方もあるのね」と柔軟に受け入れることが、風の時代らしい生き方。
そして、やわらかい考え方ができるようになることで、自然とその他の「〜しなければいけない」も手放せるようになってくるのです。

私にとって一番大きかった「〜しなければいけない」は、「会社に行かなければいけない」でした。
これは、手放せたらすごく幸せになれることは分かっていても、収入源がなくなり食べていけなくなることも理解しています。
でもそのことに気が付いてしまった以上、どうしても手放したい、と思うようになりました。
葛藤した私は、会社を辞めたり転職したりと試行錯誤をした挙げ句、考え方を変えることにたどり着きました。

お金を稼ぎに行く、と考える

会社に行って働く、ではなく、敢えて直接的な言葉を使ってみました。しかも遊ぶためのお金を稼ぐ、と。
旅行をするため、かわいいカフェにたくさん行くため、好きなものを買うため。
そのために必要な資金調達をする、と考えるようにした途端、なんだかミッションをクリアするために会社に行く、と思えるようになり、急に軽快で能動的な気持ちで会社に行くことができました。

「今は稼ぐ時」と開き直る

将来理想の生活をするためにはいろいろと準備が必要ですが、まだ完全に整っているわけではありません。
だから、今すぐ生活をシフトするわけにはいかないんだよ、今はその準備をしつつ必要なお金を稼いでいるんだよ、と自分に言い聞かせました。
そうすることで目的意識が生まれると同時に覚悟ができ、気持ちが大きくなったような気がしました。

期限を決める

私の場合は、3年と設定しました。
3年は考えると長いのですが、3年のうちに将来の生活のための準備もしつつ、お金を貯めつつ、将来の生活拠点も考えるのですから、むしろ短いくらいかもしれません。
でも目標を定めたことで、日々の生活は辛くても、未来の自分に励ましてもらって乗り越えられたような気がします。

働き方を変えてみる

正社員で週5日8時間働かなければ、という固定概念を捨ててみました。
週4日でもいい、一日6時間でもいい、正社員じゃなくてもいい、と選択肢がたくさんあることに気が付くと、自分の生き方の可能性が一気に広がりました。
今後は週3日外で働いて、残りは自分のペースでバランス良く働いていこうと考えています。
いわゆる二刀流。そういうところも自由でいいのです。


私たちはたくさんの「〜しなければいけない」い囲まれて生きています。
それらを手放していくと、心も精神も軽くなっていくでしょう。
でも同時に新たな「〜しなければいけない」が生まれてくるのではないかとも思います。
もしかしたら人間として生きていくということは、常に「〜しなければいけない」が側にいるものなのかもしれません。
でも風の時代のやわらかさと軽やかさがあれば、現実を違う角度から見ることができ、「〜しなければいけない」を能動的に捉えられるようになれるはず。
「〜しなければいけない」という大きな球体に押し潰されてしまうのではなく、その球体の上に乗っかってみましょう。
ほら、それだけでなんだか強くなった気がしませんか?

「〜しなければいけない」を手放す方法は、つまり、それを自分の意思で動かしているイメージを持つこと。
いつだって主語は私で、それを選択しているのは私ですから。


それでは、皆さま、良い夢を。

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