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それがいつか消えてしまっても

2023年から、「いつもそこにあるもの」が当たり前ではないことを痛感させられる出来事が多かったように感じます。
日常の風景がいかに有難いものか、いつもそこにいる人がいかに尊い存在なのか、私は今まで意識していなかったことを突きつけられたようでした。

お腹いっぱい食べられること、毎日お風呂に入ること、会いたい人とおしゃべりできること、大好きな人と触れ合えること、いつも通う場所があること、etc…。
あまりにも日常に溶け込んでしまうと、時に鬱陶しいと思ってしまうけれど、なんて贅沢な考え方だったんだろうと反省しています。
失って初めて気が付くなんて、本当に傲慢で愚かだったと。

「推しは推せる時に推せ」という言葉を聞いたことがありますが、まさにそう。
人も物も、いつまでもあると思ってはいけないことを学びました。
だから、自分の手の中にあるうちに存分に大切にすること、大好きな人には今会っておくこと、少しでもやりたいと思ったことは後回しにせずに今やること、このことを信念にして生きていこうと決めました。
それが人生において大切なことだと、やっと気が付いたのです。

いつか訪れる別れの時、泣きながらでも心からの「ありがとう」が言えるために。

それでは、皆さま、良い夢を。

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