ドラマCD 青と碧(山下誠一郎・大塚剛央)/ろじ
お久しうございます。
いつもどうやって感想書いてたのか忘れました。あはは
どうやら前回の記事は前編で止まっているようです、後編はどこへいったのやら。えへへ
ということで今回は『青と碧』のCDの感想をば…
まず初めに、声を大にして言わせてください。
ろじ先生!!!大好きです!!!『青と碧』CD化おめでとうございます!!!!そして!この漫画にこの4人をキャスティングしてくれた方!!本当にありがとうございます!!!!!
遡ること数ヵ月前。
7月28日…先生のツイートがこちら。
うん、これは、もしかして、もしかするかもしれない…と淡い期待を持ちつつ迎えた翌日。
衝撃で手が震えました。人って本当にびっくりして震えがくることって現実にあるんですね。
レジ待ち中に見たもんだからスーパーのカゴを持つ手がそりゃあもう盛大に震えて野菜も一緒に震えてくれてました。
ろじ先生の漫画が好きで、『青と碧』ももちろん大好きな作品で、まさかまさかそこに大好きな声優さんが出るなんて。
これです。これが叶ってしまったんですよ。驚かないわけないでしょう。そりゃあ手も震えます。
しかもお相手がこれまた声も演技も好きな大塚剛央くん。いやー、こんな奇跡あるんだね。しかもそれだけじゃなくて吉田と飯田が小松くんと崚汰くんなんですよね。もうね、完璧です。完璧としか言いようがない。
うんうん、当時の私も言っていますがこの2人はもう絵を見てもらえればすぐに分かります。だってひと目見たらどう考えても小松くんと崚汰くんの声がするんだから。
そして10月23日、ついに試聴が出ました。
もうね、この試聴聴いただけで最高のCDだって確信がもてました。完璧な碧くんに完璧な青。みなさんもとりあえず一旦これだけで良いのでまずは聴いてください。
さて、ここからやっと本編の感想です。前置きが長いね。
いつもは台詞とかストーリーとかネタバレしまくってるんですけど、今回ばっかりはとにかくみんなに聴いて欲しいのでなるべく一人ひとりの演技だったり声だったりについての感想をメインでいきたいと思います。
まず、葉山青の山下さんから。
青って見た目は爽やかでかっこいいのに中身や仕草にバブみがある子で、漫画では赤ちゃんの絵になってたりCDではガラガラやピヨピヨ靴の音が効果音として入ってるくらいとっても赤ちゃん。
山下さんの演る"かわいい攻め"だと『三兄弟、おにいちゃんの恋』の末っ子のスーちゃんが甘え上手なあざとかわいい系なんだけど、青はそれとは全く違った"純粋で無垢なかわいい"が表現されててめちゃくちゃ新鮮だった。声のトーンとしてはそこまで高く作ってるわけじゃないのに、話し方の柔らかさとセリフ回しに青の澄んだ心が現れていて、それでいて好きなものを好きだと言える強さと碧くんにどんなに振り回されても受容できる器の大きさを兼ね備えてるところも的確に表現されてていて…
今までも何度もこの人の演技に感動してきたけど、今回もまた想像以上に自然でそのままの青をもってこられてただただ感動した。
青ってバブって表現されるくらい可愛らしいところが多いけど、青自身が好きなものを大切にすることをずっとずっと諦めずに続けてきたからこそ、碧くんの覚悟が決まるまで8年も側に居られたわけで。青は碧くんのことを何度も(自分のダメなところを周りに対して認められる)「碧くんはかっこいいよ」って言うけど、そりゃもちろん碧くんもかっこいいけど、一番かっこいいのは青だよって思うんだ。
そんでこの青の"かっこよさ"を可愛さに包んでだせる山下誠一郎は天才だなって思っちゃうんだよね。
それとなんといっても泣きの演技の良いことよ。
涙ぐんだり涙が溢れるシーンが何回かあるんだけど、そのどれもがありありと青の表情が浮かんでこっちまで泣きたくなる(実際泣いた)演技をするんだよこの人は。辛さももどかしさも嬉しさも愛しさも全部泣き方に込められてるのでとにかくCDを聴いてください。頼む。
次に山村碧の剛央くん。
試聴の段階でもう「碧くんが剛央くんで良かった泣泣泣」ってなってたんだけど、やっぱ碧くんが剛央くんでほんとうに良かった。
試聴の前半、青のどこを好きと思ったか言ってる台詞のところは好意がありながらも仕舞い込む仄暗さがあって、後半の青との会話は"青のこういうところも好き"ってのが溢れた優しい明るさがあるのが分かるんだけど、本編は時系列に沿って声の柔らかさが変化していくグラデーションがすごくすごく細かくあって、そこに青へ向ける感情と自分との葛藤が幾重にも重なっていて、本当に表現が細かくて繊細ですごい。
ストーリー全体の流れとして、自分で自分の言葉に閉じ込められて殻に籠っていた碧くんが少しずつ自らの殻を破って出ていくまでの成長譚になってるから、青へ向ける言葉の角がどんどん取れていくのとか会話のテンポ感が増しましになっていくのとか、2人の演技の波長が合っていくかんじが堪らなく良かった。
なんかこうちょっとメタな話になるんだけど、登場人物4人の中で碧くんが一番"人間"なかんじがするというか、リアルな人間味をかんじる気がするんだよね。
どうしたって周りの目を気にしてしまって自分で自分の言葉に縛られて身動き取れなくなって、でもそんなにすぐは変われないから周りの言葉を受け止められるようになるまで何個も何個も段階を踏んで、他人から見れば瑣末なたった一つのことでさえ何年もかけて受け入れる、周りからは悠然としているように見えても複雑な感情を内包しているのが人間で。
自分は勝手に剛央くんをそういう内に秘めた複雑さを表現するのが上手な人だと思ってるから、人間くさい碧くんを演じるのにぴったりな人だなと思っていたし実際にめちゃくちゃ合ってた。
なにより碧くんの少しだけ吊り目でまつ毛が綺麗でキリッとした顔立ちに、青よりも少し低いトーンで綺麗なんだけどどこか無骨さもある剛央くんの声がめちゃくちゃ合ってた。うん。なんかもう合ってしか言えないけど、めっちゃ合ってたんだよ。(語彙力)
そして2人の演技が一人ひとり良かったのはもちろんなんだけど、2人の掛け合いの心地よさが本当にすごいの。
高校で出会った時からお付き合いして同棲するまで、近づいたり離れたり通じ合ったりすれ違ったりいろいろある中で、そのどれもが的確な距離感で表現されててふとした会話のテンポが心地よくて、演技の波長が合ってる感じがとってもとっても楽しかった。これでBLで共演したの初めてとかどういうこと?ってかんじ。ほんとにそれぐらい長く一緒にいたことあるんじゃないかって思わせられるような良い掛け合いが聴けて幸せです。この2人の共演をキャスティングしてくれた人本当にありがとうございます。
あんまりまとまらない感想だけど力尽きそうなので最後に簡単に吉田と飯田のことも言っておくと、吉田はね、なんでこんな他人の気持ちに敏感な悟りボーイになってるのかは、彼の生い立ちを知ったらわかるのでぜひともスピンオフ『何それ愛かよ』を読んでください。Pixivコミックで無料連載してて全部読めるので。飯田もね、どことなく性格悪そうな食えない奴にみえるけどその実は…ってところがやっぱり生い立ちにあって。それも読んだら分かります。
その人のいまを作ってるのは過去だから、過去の生い立ち描写がしっかりある作品て良いよなぁと今回改めて思ったし、ろじ先生は他の作品でもそういう描写が結構あるのでよかったら他の作品も読んでみてください。
なんか最後何書いて良いかわかんなくなっちゃった!
とりあえず山下さんと剛央くんのファンの人は買ってください!絶対に幸せになれるので!よろしくお願いします!
勢いで〆るぞ!
おわり!
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