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2024年7月22日(月)サイケデリック・サマー

しっかりと晴れ。九州北部も本日梅雨明けした。朝食は、卵かけごはん、ニラ入り玉子焼きなど。

今日の大谷のホームランはデカかった。納涼花火並みの爽快感。

暑い夏は、頭の働きが大谷のスイングみたいなキレを失い、たびたびボーっとしたりする。音楽で言えば、幻惑的なサイケデリック・サウンドとの親和性を感じたりする。

サイケデリック・サウンドも、アメリカとイギリスでは微妙な違いがある気がする(必ずしも分けて解釈するのは的確ではないが)。ビートルズが『Revolver』(66年)と『Sgt. Peppers…..』(67年)でサイケデリックとポップ感覚を合わせてイギリスのミュージシャンたちに与えた影響は大きい。いわゆるサイケデリック・ポップの誕生だ。

<オールデイズ>レコードさんでライナーノーツを書かせて頂いたゾンビーズ(68年)などもそうだった。その後ブラッド・スウェット&ティアーズ(以下BS&T)のデビュー盤(68年)を担当したが、中でハリー・ニルソンの「Without Her」がカバーされていた。ニルソンについて全く詳しくないので、その曲が彼のデビュー盤(67年)に収録されたもので、アルバム全体がサイケデリック・ポップの精神で作られている事も初めて知った。あの切ない名曲「Without You」(72年)のイメージが強い(というかそれしか知らなかった)ので意外な思いがした。ちなみに曲名が「Her」と「You」の違いだけなのは関連性がありそうだが無関係。そもそも「Without You」はバッドフィンガーがオリジナル(70年)である。

「Without Her」の話をしたのにはもうひとつ理由がある。BS&Tは、ニルソンが作った実験的かつポップなサウンドをボサノヴァ仕立てにしたのだ。その変化のさせ方が痛快だった。BS&Tの中核(1stアルバムだけだが)アル・クーパーは、ブラス・ロック(海外ではジャズ・ロックの一種に分類)という全く新しいサウンドを作り上げている。周りはサイケデリックだらけだ。ライナーには書かなかったが、その風潮を皮肉りたかった気持ちもあったのではないだろうか。しかし、おそらく天才的ミュージシャンの頭の中は常に大谷スイング状態だろうから、私の拙い考えなど霧消してしまうだろう。それに、BS&Tの盤にもちょっとサイケがかっている曲があったりする。ちなみに7/26発売です(ちゃっかりPR)。

お昼は、ピザ、コロッケ。食後にワッフル。

ジョン・リー・フッカー盤に関する趣味のCDレビューを書き上げ投稿した(別稿)。ジョン・リーその人の魅力は伝えられるものの、曲ごとの特徴を書き連ねるのは難しい。その辺は、省略したりして自由に書けば良いのだろうが、このシリーズは徹底して書き込みたいという思いもある。結局自分の記録なんだから好きに書けば良いわけだろうけど。

夕食は、御飯、豚肉ともやし炒め、キュウリのごま油和え。食後にプチガトーショコラ。

明日はヨメさんが美容院に行くのでドライバーを務める予定。

♪ Harry Nilsson - Without Her

♪ Blood, Sweat & Tears - Without Her

♪ Nilsson - Without You

♪ Badfinger - Without You





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