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幸せってなんだっけ?なんだっけ?(ロケットマン考察)

映画館で二度目のロケットマンを鑑賞。

ぶっちゃけエルトンジョンは顔が苦手…。だってブスなんだもの!でもさ、曲は綺麗で美しいよね。どメジャーだけど「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」が大好きなんだ。

70年代大好きでデヴィッドボウイでもアラジンセインみたいなガンガンのピアノロックが好きな私がエルトンジョンの攻撃的なピアノロックな曲がめっちゃ好きなんですよ。

この映画。公開されたのが、ボヘミアンラプソディの大ヒットの後だったのでぶっちゃけ二番煎じみたいな作品かなって思ってました。

ところがさすがエルトンジョン!ご自身にも負けないような、ド派手なぶっ飛んだロックミュージカル映画でした。

いろいろぶっちゃけすぎでおいおいおい…と思いつつも(主演のタロンエガートンがイケメンだから見れるものの、モノホンのエルトンジョンで思い浮かべるとなかなかにオゲーなシーンが多数)いろいろ生々しい。グループカウンセリング?みたいな所に乗り込み自身の悲痛な幼少時代を語り、ピアノやロックへの出会い、ロックスターへの栄光や挫折やドラッグ中毒を経て、ありのままの自身に還るという、人生のスペクタルをものの2時間程度で綺麗に収められててそこも妙に感動しました。いやいや、いろいろぶっちゃけすぎやて。

エルトンジョン、ご健在なのがまた良くて、ボヘミアンラプソディみたいに、フレディが亡くなってたり、是非デヴィッドボウイの自伝的映画も観たいけど、死人に口無しみたいになったり、QUEENみたいにいつも側にメンバーがいた訳でもないから遺族と揉めそうだし…。何よりもデヴィッドボウイ様を演じられるお美しい俳優様などおられません!!(断言)

話はそれましたが…。

なんだかんだで今のエルトンジョンが、幼少時代から手にしたかった愛を手に入れて、幸せになれたから映像化できた映画なのであって感謝しかない。

特に、青春時代から今日に至るまで苦楽をともにする、エルトンの「音楽活動」でのパートナー作詞家のバーニーといち早くエルトンの才能に気づいた若手プロデューサーのレイとの友情の日々が本当に青春そのもので尊くて素敵だった。

音楽って本当に人々を魅了してやまないけど、作品を創る側は身を削るような想いだろうし、光が眩いぶん闇も深いし苦悩もするし、華やかで人々が群がるぶん、孤独感が一際強く感じられんだろうなぁ。まさに表裏一体。

今も孤独と闘いながら、音楽制作してるアーティストやこの時代にいかに生き残って行こうと試行錯誤しているエンターティメント関係の人たちに改めてエールを送りたい…。ロケットマンを観て改めてそう思うのでした。




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