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スターダストでグラムロック愛を再確認!!!

グラムロック馬鹿一代

なのでもちろん禁断のデヴィッドボウイ映画「スターダスト」を鑑賞。
公開前からデヴィッドボウイガチ勢がそのビジュアルに物議を醸したケツアゴデヴィッドボウイの物語だ。

ベルベットゴールドマインの時もデヴィッドボウイと思われる(ブライアンスレイドだけど)グラムロックスターの偶像に複雑な気持ちになったものだった。(けどジョナサンリースマイヤーズはとても美しかった)

とはいえボウイ亡き今、どんな形であろうと
映画館の大きなスクリーンで、ボウイに逢わせて
もらえるのはとても嬉しい。

ストーリーも輝かしいグラムロック黄金期ではなく、世界を売った男から(ハンキードリーは省略されてるものの)ジギースターダストで時代の寵児となるまでが描かれていて。
その無名時代の間のアメリカへ自身の売り込みに現地のプロモーターのロンおじさんと二人三脚で繰り広げられる、ロードムービーでした。(文章にするととても地味)

私が物心ついた時からスーパースターだったデヴィッド・ボウイからかけ離れた姿。
そこには天才の孤高というよりもなんか情けない。滑稽な姿があって少し動揺した。
心の葛藤とボウイがいつのまにか道を踏み外そうとするとさりげなく道を正してくれるロンオジサン!
全俺が泣いた。。。

そして昔、穴が空くほど雑誌で読んだ
実兄テリーとのエピソード。
なんか禁区に足を踏み入れたような…そんな感じの触れられなかったエピソード。
どこまでリアルとして受け取るか…なほぼ実話のエピソード。

そんな友情と悲しい血縁の物語だけど

ボウイのケツアゴが…。
そして鬼瓦みたいなミック・ロンソン
ジャガイモみもいなマーク・ボラン……
貧乏神のようなトニー・ヴィスコンティ…
ロック映画なのにイケオジまるで出てこないカオスな配役……。絶望だった。。。

それでも観ていくうちにそんなボウイに
謎の愛着がわいて、温かく見守ることができましたがここでボウイの曲が使えないという問題が勃発。この作品の為にわざわざボウイっぽい曲を作成したんだけど、ボウイっぽさを極めた結果
なんかボウイをパクってた頃のイエモンみたいな曲が爆誕!!!ここでまたウーンとカオスな心境に…。
ただ、ピンナップスでボウイがカバーした曲をライブ演奏して圧巻のステージを見せてくれたので何とか胸を撫で下ろすことができました。

ボロクソに言いましたが2回観に行くほど、
愛に溢れた素晴らしい作品でした。

監督のインタビュー記事で
当初はベルリン三部作を映画にする予定が頓挫した
と読んだのですが、ベルリン三部作のもどうにか映画化して欲しいなぁ。ケツアゴでも構わないし、むしろケツアゴボウイで!!!



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