約束の宇宙~これはまさに女は度胸!な夢物語~
先日試写で約束の宇宙を鑑賞しました。
宇宙映画は、宇宙の壮大な『スケール』と『無音』を楽しむべく、なるべく劇場に足を運ぶのですが、このご時世。オンライン試写という、最先端の試写を自宅で楽しみました。
(あぁ…宇宙の映画は映画館の大画面で観たいよぅ。)
という気持ちとは裏腹にiPadの小さい画面で観たのですが、秒でその世界観に引き込まれました。
うーん…でもなんか観ていてモヤモヤ…する。ぞ?
この作品は、ハリウッドでよくありがちな宇宙へ向かう熱い男同志のチームワークが描かれてるわけでも怖い未確認生物が出るわけでもなく、生死に関わる宇宙のハラハラミッションがあるわけでもなく、これは色んな困難を乗り越えながらシングルマザーがひたすらストイックに宇宙を目指す物語です。
まだ母親に甘えたい年頃の1人娘を残して
宇宙へ行くための訓練を頑張る母親。
育ち盛りの可愛い娘と訓練で会えない。宇宙に行くからから会えない。
(なんか普通に会えないってよりも酷じゃない?だって宇宙だぜ?!)
それに加えて、やっぱり現代でも起こる女だから…みたいなジェンダー問題。。。
うーん…。そんな苦しい思いまでして宇宙に行きたいの?!(私はヘタレ)
そんなキツい状況なのにあえて挑戦するのは幼い頃から叶えたかった宇宙への夢だからなんだよなぁ…。
しかもこの母親、結構無茶するんですわ……。
ザ・マジメイズジャニーズオバサンの私は結構普通にドン引きしちゃうんだけど、やっぱり夢と娘を強く思うあまりなりふり構わずなっちゃうんだろうか…。うむむ…。
それにしても母娘の絆と愛情は素晴らしかったです。そして元夫がとても良い人で良かった。
それに尽きる。
主演のエヴァグリーンに関してはミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちとか告白小説、その結末みたいなミステリアスな役柄でしか見た事なかったのでこの現実感のある役はとても新鮮でした。
私のどぁーいすきな、ハウスジャックビルトのマッドディロンも、作品が作品だからかめっちゃくちゃ爽やかに感じられました。
そしてエンドロールがとても印象的なのですが、
女性宇宙飛行士は意外にも多いのも現実。
みんなこんなキツくてツラい思いをしたのか〜
すごいなぁ〜と女の強さをまざまざと見せつけられた感動作でした。