見出し画像

気ままな暮らし ~3月のまとめ~

暗い、暗すぎる。

毎月のまとめを書くときは、前の月のものを見返すようにしているのだが先月2月のまとめはどうも暗すぎる。(気になる方へリンク置いときます)おそらく書いた時の気分の問題なのだろうけど、どうにも後ろ向きすぎる。新学期が始まって、勉強しなければいけないけれどもそれに向き合えていないことや、留学期間がいつの間にか半年を過ぎてしまったことへの焦りが強かったのだと思う。

それから1ヶ月経った今、焦りのようなものはほとんど消えてしまった。まあ何とかなるでしょという謎の余裕すらある。いいんだか悪いんだか。今は毎日をいかに楽しむか、いかに自分を楽しませるかという考えを軸に日々生活している。楽しむために勉強が必要だと思えばやるし、他のことの方が楽しそうだと思えたらそれをやる。勝手気ままな生活だ。

そんな考えに至ったのも、焦りとかマイナスな感情を生み出しているのが自分自身でしかないということになんとなく気付いたからである。例えば、寮の皆でキッチンに集まりながら会話している時、当然ながら僕より英語が上手い人ばかりなので話が周りをぐるぐる回るばかりで、僕に順番が来ることがない場面もある。以前までの僕ならそこで自分を責めるような思考に陥ってしまっていた。なんでこの会話についていけないんだろう、なんで英語をもっと勉強してこなかったんだろう、話せていないのは自分だけじゃないか。こんな感じのことを思っていた。


そんな考えを通じて感じた悔しさというものは、僕のエンジンにはならないことを学んだ。ここまで7ヶ月間、自分の言語能力に歯痒さを覚えたことは数知れない。ただそのどれもが、僕を奮い立たせるには至らなかったのだ。逆にモチベーションを感じる時を振り返ってみると、それはいつも「もっと楽しみたい」と感じた時だった。既にかなり楽しいけれども、もっと英語・ポルトガル語が話せたら楽しいだろうなと感じた時、悪くはない現状にさらなるプラスを求めたくなった時が一番モチベーションを感じる瞬間だった。

また、誰のものでもないような声を自分の中で作り出してしまうこともあった。例えば、留学を経験された方、もしくは今現在留学をしている方なら分かっていただけるかも知れないが、その期間を振り返って何かを頑張ったと言わなければいけないというな圧迫感を感じたことはないだろうか。それはどこからともなく、いわゆる世間というものからやってくるのだが、これが厄介だ。誰もそんなことを言っていないのに、何となく感じてしまうこの声はこれまで幾度となく自分を苦しめてきたように思う。

このような出所の分からない焦燥感を、この頃はあまり感じずに生活できているように思う。雨続きで、なぜか鼻水が止まらない毎日だが楽しめている。そろそろ晴れた日が続いて欲しいところだが、とりあえずはこの悪天候の中でも日々を楽しむ術を模索していきたい。


さて、いつの間にか4月を迎え、学年は大学4年生だ。留学の兼ね合いで学生生活は残り2年間残っているのだが、いよいよ残り時間が少なくなってきたことを実感する。留学生活も残り3ヶ月と、好きなだけ日本食にありつける日もそう遠くない時期になってきた。自分が一体何を持って帰ることができるのか、楽しみにしながらここからの日々も大切にしていきたいと思う。



【今日の一枚】


4月上旬、コインブラの橋の上から

やはり晴れが好きだ。ポルトガルに来てからより一層晴れた日の気持ちよさを実感できるようになった。日本の唯一と言っていい嫌いな点は、そのじめっとした夏だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?