長い休みにまつわるエトセトラ
理想というのはどこまでも高くなるもので、数ヶ月前の理想が現実になっている一方で、今現在の自分はさらに先の、さらに高い理想を持ってしまっているなんてこともよくある話だ。ただ僕にとって理想というのは叶えられないままいつの間にか潰えていくのがほぼ宿命のようなもので、これまで頭の中で消えていったものたちは数知れない。
さて、僕自身は理想を叶えられているのかというのが、今回の話のとっかかりなわけだが、とりあえず皆さんにはこれを最初にご覧いただこう。
これは僕が12月の中頃から始まった休みに向けて、こんなことが出来たらいいなという理想を書き残していたメモだ。上から一つずつ振り返っていると自分が嫌になってくるので結論から申し上げると、これらほとんどが達成できていない。就活のことから目を背け、1学期の復習もせず、過ごしてしまったというのが現実だ。そう甘いものではなかった。
では一体僕は何をしていたのだろうか??
いくつか旅行に行ったりした。ポルトガルのGuimarães(ギマランイス)を一人で訪ねたり(旅行記はこちらに)、友人とポーランドからバルト三国を北上するという極寒旅もしたりした。ポーランド・バルト三国旅行も旅行記を書こうと思ったのだが、なにぶん寒過ぎてほとんどの記憶が凍えながら歩いている場面しかないので断念した。
友達とよく遊んだ。これが一番大きな割合を占める。同じ学生寮の友達たちとクリスマスパーティーをしたり、半期でほぼメンバーが入れ替わってしまうのでお別れパーティーをしたりした。日本人の友達とはサッカーをしたりテニスをしたり、とにかく持て余した暇をどうにかしようと頑張った。
そして勉強もした。量はあまり出来ていないが、日々迷走しながら、時に頑張りきれないこともありながら、ほんの少しは積み上げられたと思う。
とにかく毎日やることに飢えていた。自分からエネルギーを持って何かをやろうとしてもあまり続くタイプではなく、何か外的要因、必要性に駆られないと継続できない性格なので、授業という課題を与えてくれる場を必要としていた。
ここまで書いてみて、もう少し気合いを入れる必要があるんじゃないかと感じている。留学なんて一生に一度出来るかどうか、行きたくても行けない人もいる。今ポルトガルで学べていることにありがたみを感じながら、1学期よりも充実した2学期にしていけたらと思っている。
さて、この理想は果たして叶えられるだろうか??
【今日の一枚】
いつもはポルトガルで撮った写真を載せているのだが、今回は文中でも少しお伝えした極寒旅行からの一枚。見た目のおどろおどろしさがとてつもないが、行ってみると一つ一つの十字架に込められた思いが感じられてなんだか厳かな気持ちになる場所だ。
ちなみにこの場所が旅行で2番目に寒かった。
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