カミングアウト/20歳ゲイ
前回の飲み会の少し後にカミングアウトをしました。その時のことについて書きます。
その日、僕は大学の友人と2人で飲む予定でした。その友人が恋愛系で辛い話があったため、聞いて欲しいということでした。
2人でまず車を借りて、都内をぶらぶら走りました。その間は特に詳しいことは言ってくれず、いろんなことを喋りました。友人はヤンキーぽいけどまっすぐなやつで、アホらしくて恋愛感情抜きで可愛いところがあります。なので、テンションが低い時はわかりやすく、その日も明らかに暗めな雰囲気でした。今日話してたら泣くかもとまで言ってきました。
車を返して、恵比寿の飲み屋に入りました。2人でカウンターの席に座り、飲み放題を注文しました。友人は、事細かく最初から状況を話してくれました。2人とも3.4杯しか飲んでないのに、会話は熱くなってきていました。
ここでその友人の恋愛について簡単に書くと、『同じサークルで1番仲良いと思ってたし、好き的な雰囲気を感じてたのに振られた』っていう感じです。話を聞いてて、僕も男ならそこで行くよなって思いました。
いろんな感情が込み上げたのか、友人は涙を流していました。そんな姿を見たことがなく、僕はかなり驚いて、すぐ慰めました。『そんなに好きな人なんてなかなか出会えることなんてないんだからすごいんだよ。まだ好きなら諦めないで欲しい。』と。自分で言ってて、そんなに簡単な話じゃねえって思いました。僕だって諦めたい日はありました。でも、無理だったからこんなにnoteを書いています。友人の正直な気持ちに当てられ、酔っていたこともあり、僕は『トイレ行ってきたら、俺のことについても話すわ。』って言いました。
トイレから戻り、友人の目は赤いままでした。友人が僕のことについて聞いてきたので、真剣に話し始めました。『実は、俺も大好きな人がいて、、』言葉が詰まりました。ここへきて緊張するのかと思い、下を向きました。友人は僕の方を見ていました。
顔をあげ、『その人は男の子なんだ』って言いました。人生で初めての経験で、感情がぐちゃぐちゃでした。
友人は少し間を空けて、『驚いてるけど、いいと思う。』って言っていたと思います。そこから僕の気持ちついて話しました。本当にそいつが大好きだということ。そいつと付き合うのは無理だと思っていること。それでも期待してしまうこと。さっきまでの慰めが浅くてごめんって伝えました。自分でも言ってて、うざいなって思ってたって。涙が溢れてきてしまいました。こんなにも感情が出てくるとは思いませんでした。今まで人に言ったことはなかったから、驚きました。
友人は『言ってくれて嬉しいし、慰めてくれてありがたい』って言ってくれました。だけど、『正直、そいつと付き合うのは無理だと思う』と冷静に伝えてくれました。泣いてて感情が溢れてたから、諦めるのは無理なんだよって言いました。どれだけ好きだったかとか、好きで好きでつらいんだとか、自分の感情を話している内にいつのまにか僕の方が大号泣で、慰められていました。ちょうど風邪ひいてたから、鼻水だらだらで店員さんティッシュごみ困っただろうな。すいません。
気づいたら飲み放題が終わっていて、お会計をしました。店員さんひいてたかもだけど、酔ってたしよく覚えてません。目をパンパンに腫らして、恵比寿駅前のベンチに2人で座りました。歩く人達(カップル)が幸せそうに見えて、2人でくそがよとかって言ってました。ふざけてかなり酷い言葉も出ていたと思います。ベンチで色々話していたら、お互いに好きな人にDMすることにしました。僕は、『もう帰ってくるの??』って送りました。友人は、好きな人に電話をし始めました。電話してる間は向こう行っててと言われたので、恵比寿駅の方に入り、遠くから友人を見ていました。電話は10〜20分くらいかかっていました。電話が終わって、友人は好きな人と会えることになったみたいで、もう一回話しに行くことになりました。急ごうって言って電車で送り出しました。
カミングアウト回終わりです!最後まで読んでいただきありがとうございます。次も読んでいただきたいです!!
そいつからの返信は0時くらいで、今年の終わりくらいに帰るよって来ました。どーせdmはだるくなるからそこから適当に2ラリーで終わらせてやりました。俺ならお前のそういうところも分かってやるのにね。俺が女の子だったらお前なんか一瞬だからな。覚えとけよ。
終わりです。