猫の居る暮らし
ウチの猫。
「ムギ」と名付けました。
アメショの女の子で6歳になります。
アメリカンショートヘアの気質は、人懐っこくて好奇心旺盛でちょっとおバカ。
かわいい要素しか備えていないじゃないですか。
ウチの子も例外ではありません。
アメショの三大気質の強さは雄の方に強く表れるそうです。
甘えかたもオスはゼロ距離でベッタリなのに対し、メスは僅かに距離を置いてあげる方が好印象のようで、可愛さのあまりギューっと抱っこしたり、「おいでおいで」としつこく誘われるのは嫌いな様です。
🔝それでいて気付かないでいると、前脚でチョンチョンと「私を見て」と訴えて来ます。
ちょっとだけ爪を引っ掛けたりして、気付いて貰えるまで側にジッとしてたりします。
構って欲しいのかと手を伸ばすとサッと避けてあっちへ行ってしまう。🔙
これを延々と繰り返すのです。
かわいいったらありゃしません!
パソコンを開いている時は構ってモード全開。
特にノートパソコンは多くのネコにとって暖房器具と思われている様です。
キーボードの上にデーンと横たわり、私は仕方なくネコのお腹の下に指先を潜らせて、気持ち良いモフモフを愉しみながら仕事を続けます。
新聞を読んでいる時は新聞を敷布団と思っている様で、広げた新聞のど真ん中にデーンと横たわります。
そのまま新聞紙で包んであげるとネコは破壊的なアートを作り出してくれます。
ネコは高い所が好き。
たぶん例外なく全ネコは高い所を好みます。
タンスの上。冷蔵庫の上。
キャットタワーのてっぺん。
「人間どもよ、頑張っているかね?」
などと言いたげな物憂い目で見下ろしている時のネコはまるで神様のよう。
ネコは哲学者。
窓の外を見てる時の後姿。
微動だにせず物思いに耽ってる時があります。
背中を撫でても無反応。
オモチャを近づけても無反応。
カリカリをお皿に出す時は片耳だけこちらを向ける。
尻尾は、あっちへパタン、こっちへパタン。
プルプルと波うたせたり、後ろにまっすぐ伸ばしたり。
その尻尾の動きを見てるだけでも愛しい存在です。
少し目を離すと、もうそこには居なくなって、お気に入りの毛布の上に丸まって寝てたりします。
そう。
ネコは決して人間の思い通りには動いてくれなくても、人間からの愛情を注がれ続け、愛さずには居られない大事な仲間なのです。
どう動いても、動かなくても、「何だこの可愛い生き物は⁉︎」と思ってしまう。
創造主たる神様はとんでもない存在を人間に与えたのではないか。
でもネコは常にそこに居るだけで、人間側の勝手な思い込みで可愛がられているのかも知れません。
「ペットを家族に迎えた」なんて、人間側の目線であって、動物からしてみたら、「貴様らが来てくれと願ったから来てやった」と、全く別の動機で対等な存在であって欲しいと思います。
トイレとか爪研ぎ場所とか、暮らす上での最低限の躾けは必要ですが、それ以外は動物の思う通りに居て貰えるよう配慮するのが良いのかも知れません。
今日もウチのネコが世界一可愛い。
コレだけは譲れません!