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手巻きタバコの嗜み

私は喫煙者です。
嫌煙家の方はここでお帰りください。

昨今のタバコ税増税の勢いが凄まじく、販売価格はここ5年で倍になりました。
使えるお小遣いの額は増えないので、タバコの価格はお小遣いを圧迫します。

若い頃にカッコつけで喫っていた手巻きタバコを復活しました。
今度はカッコつけではなく、切実な金銭的理由です。
手巻きタバコのメリットは「安い」に尽きます。

現在、紙巻きタバコ一箱がおよそ¥500前後。
手巻きタバコは一袋あたりのグラム数にもよりますが、¥600〜¥1200くらい。
最も多いのが30g入り¥800台の物。

紙巻きタバコ一本あたりの葉の使用量は0.3g〜0.5gほど。
手巻きなら約4箱分ほど巻けます。
最もグラム数の入ってる「ドラム」という銘柄の手巻きタバコは一袋50g入りで¥1400。
軽く5箱分以上は巻けるでしょう。
手巻きタバコは紙巻きタバコの半分くらいの値段になります。

巻き紙やフィルターは別売で最も安い巻き紙は60枚入り¥100。
フィルターで最も安いのは200個入り¥400です。

さて、手巻きタバコもかなりの銘柄数がありますので、好みの銘柄に出会うまでは少し旅が必要になります。

無香料のレギュラーブレンドや、着香のブレンドなど様々。

葉の種類も高級で芳醇なバージニア葉から、辛味の強いラタキア葉、甘味を感じるバーレー葉などなど。

銘柄数に加え、使用している葉のブレンド比率まで考えたら、全ての味を味わい尽くすまで、人生2回分は必要になるでしょう。

紙巻きタバコを作るブレンダーさんの仕事量を考えると、タバコなど大嫌いになりそうと思うのですが全く逆のようで、仕事後は好きなタバコを吸うそうです。

自分は若い頃にカッコつけで当時かなりの銘柄数を巻いて喫いました。
その経験から、今は馴染みとなった煙草屋さんに好みを伝えて、単一の銘柄を教えてもらったり、複数の銘柄をブレンドする事で好みに近づける事が出来ます。

先日も「ココナッツ味のタバコってあるのかな?」と何の気なしに話していたら「あるよ」との事。
ぜひ喫ってみたいと思いましたが残念ながら取り扱いは無く、後日わざわざ仕入れてくれて連絡をいただきました。
早速出かけて買いましたー!

アークロイヤル「ピニャコラーダ🥥」

ココナッツミルク風味のカクテルを模した香りの葉。
甘いココナッツの香りとアクセントになるパイナップルの酸味。
ひと喫いで「カリブ海🏝」
タバコ一本でなんて贅沢なトロピカル気分になるんでしょ。
いま冬やぞ!

脳内ブックマークしました。
ミルキーさよりもフルーティ寄りな感じなので、オレンジやライチの着香タバコとブレンドしても美味しそうです。

愛煙家の方々には当たり前な話ですが、このように半世紀生きていてもまだまだ楽しめる出会いはあります。
それが喫煙という文化なのでしょう。

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