原稿用紙1枚『麻雀とこにたん』
こにたんの楽しみは年初めに幼馴染連中とする麻雀。
気が置けない一時は何物にも代えがたい感謝と同時に、いつも麻雀は人生の縮図だと感じてしまうのよ。
一局ごとの配パイが良くも悪くもこれが人生のスタートだと思って始めるのよね。
この局面は何が理想系?何が不要で何の役を狙える?
ツモと切り方、また他家の鳴きによって自分の手役と流れは大きく変わってくる。
周りの捨て配を眺めながら、これは高めを狙うか、それとも安くても早上がりを狙うか、と言うかそもそも上がれるのか。
どちらが良かったかは知ることはできひんけど、その場で最良と思われるものを一つ一つ選択していくしかない。
理論上では計算できるかもわからへんけど、そこには確率だけで説明がつかない流れとかを感じる事もしばしば。
その辺りも含めて一局が終わるたびに人生の混沌と重ね合わせてしまうんだな。
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