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noteのプロダクト組織を盛り上げる社内発表会を運営している話

こんにちは!noteでPMをしているこにしです。
noteの開発に携わる傍らで、プロダクト定例というプロダクト組織の情報共有する場を春から運営しています。

工夫を重ねて少しずつ良い会にできていると思うので、会の内容や取り組みについて紹介してみます。

こんな人に読んで欲しい

  • ナレッジの共有や組織の雰囲気作りに興味のある方

  • 社内イベントの運営に携わっている方

プロダクト定例とは

元々月に1回「業務に役立つ情報を楽しく学べる場」として存在していたのですが、運営も片手間で行われていたので自分がまるっと引き継いでリニューアルを行いました。

現在は、「業務に役立つ情報を楽しく学べる場」というコンセプトのもと、主に開発関係者(エンジニア、デザイナー、PM)向けにプロダクト開発にまつわる知見や事例の共有を行う会を月に1回1時間行っています。

プロダクト定例実施の背景

組織内の情報連携など業務チックなものもなくはないのですが、自分が運営を始める際には個人的な思い、課題感をベースに再設計することとしました。

  • チャットを見ていると良さそうな取り組みが多くあるのになかなか横展開できていなくてもったいない!

  • シンプルに良い仕事をしている人がもっと讃えられてほしい。

  • 規模が大きくなる中でも職種跨いだプロダクトチームとして良い雰囲気を作っていきたい

正直、こういう取り組みはなくても業務自体は回るんですが、あえてやる以上は非日常的な空間にしてモチベや業務改善に対して良い影響が出る場にしたいということを強く意識しています。

工夫しているポイント

以前から実施されていた際も「あまりネタが集まらない」「いまいち盛り上がりに欠ける」というのが課題としてあったので、それらを解決する際に考えていたことがこちらです。

まずコンセプトを明確にする

自分が運営を担当するときに1番こだわったのがここでした。
業務に何かしら役立つ場にするというのは会の大前提にはなるんですが、それだけだと「役には立つけど面白くない」という風になりかねないのを危惧していました。

UXに近い話ですが、「定性的にどんな場にしたいのか」「参加者、登壇者にどう思ってほしいのか」「一言で言うとどんな雰囲気にしたいか」と言うのを考えた結果、「業務に役立つ情報を楽しく学べる場」というコンセプトを思いつきこれをベースに会の運営をしていくことに決めました。

以降の施策も全てこのコンセプトに紐づくようなものばかりです。

アジェンダ設定とプレゼン準備をサポート

こちらは「アジェンダがなかなか集まらない」という課題への打ち手として行っていることです。

アジェンダが集まらないという問題はありつつも、「社内に共有すべき知見や取り組みがないなんてことは絶対にない」と自分は思っていました。

そこで、日々slackを見ている中で良いなと思った取り組みをストックし、その取り組みがどう素晴らしいかを本人に伝え、発表のお願いをし、発表の流れや資料作成も必要に応じてサポートするというプロセスを導入しました。

そうすると、社内のメンバーが快諾してくれるのもありアジェンダ募集には困らなくなっていきました。
結局のところ、「自分がやってる仕事が優れたものであることを本人の目線だけでは自覚しにくい」という話なのかなと思いました。

日々素晴らしい仕事をしていて、積極的に登壇依頼も受け入れてくれる仲間に感謝です。

実際のアジェンダの例

  • データチームよりによるリサーチ結果の共有

  • リサーチチームによる最近のクリエイターの声の共有

  • ホームのリニューアルPJの仮説検証プロセスの紹介

  • 最近やったABテストの紹介

「こんな使われ方をしているのか〜」「へえ〜」というコメントも多く、日頃の業務では触れにくい情報を提供できているように感じました。

CommentScreenで登壇者体験を高める

これは「会の盛り上がり・楽しい場づくり」を意識して行った施策です。

CommentScreenというのはコメントをニコニコ動画のように横から流すことができるようになるアプリのことです。

これまでのmeetやZoomのコメント欄もある程度は動いていたのですが、もう少し加速できないかなと思い導入してみたところ思っていたよりウケて大当たりの施策になりました。今ではプロダクト定例の代名詞のようなものになっています。

CommentScreenの良いところはいくつかあるのですが、

  • ネット好きなnoteメンバーとの相性が良くコメントが盛んになる

  • 盛り上がりが可視化されて登壇者の気持ちやコメント意欲を高める

  • スタンプでリアクションという手軽な行動をできる仕組みがある

というのは本当に良いなと思っています。

何かワイワイしたい会を運営する際にはぜひ使ってみていただきたいツールです。

応援コメントをもらいながらオープニングトークをしている様子。
登壇者体験最高です。


おわりに

プロダクト定例という会の成り立ちや運営方法について紹介しました。

振り返りながら書いていて、自分が本当に良いと思える会を運営できているのは楽しいし幸せな仕事だなあと思いました。

最近は自薦や他薦も増えてきてアジェンダ募集にさほど困らないようにもなってきて本当に良い感じです。

今後も開発以外の職種の方に話してもらったり、司会を交代したりと飽きない工夫をしていきたいと思っています。

この記事が誰かのお役に立てていたなら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!


こういう社内の諸々の工夫含めた話せる場を作ってみたので興味のある方はぜひカジュアルにお話ししましょう!


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