恥ずかしながら名刺交換がかなり苦手ですもので|消耗しない働き方
はい。いい大人なのに恥ずかしながら苦手です。名刺交換。というわけでオンラインで名刺交換ができる時代にも関わらず、名刺交換のマナーについて面倒くさく書いてみました。イメージ写真は「あいさつするねこ」。ピッタリの写真を提供してくださるnoteの「みんなのフォトギャラリー」を活用させていただいております。
(2022年11月22日誤記の修正・加筆しました)
■名刺交換の動作を学んでいる、YouTubeで
対面した相手とタイミングを合わせて右手で名刺を差し出し、左手で受け取ります。そのとき、受け取った名刺の社名やロゴマークを指で隠してしまわないよう注意します。相手の名刺よりも高い位置で自分の名刺を持ってはいけません。さらに、受け取った名刺は胸より高く掲げましょう。
辛い。覚えられない。一度にやることが多すぎる。
就職したころ、働いていた市役所では名刺を持つ習慣はありませんでした。お役所特有なのでしょうか。今では年金事務所の窓口でも名刺をいただくんですけどね。
ですので、新人研修で名刺交換を学ぶことはなかったのです。
というわけで、人生のおそらく半ばに差し掛かった時期での転職。人に習うのも恥ずかしいので、YouTubeで名刺交換の動作を繰り返し見ています。
■名刺交換は様式美です、たぶん
名刺交換は、ビジネスの世界の様式美です。礼に始まり礼に終わるという武道の「礼」とか、茶道の「所作」と同じ。ビジネスの世界の人に共通する様式ですね。名刺交換の方法を知らずにビジネスの現場に出ることは、お稽古をしたことないのにお茶席に招かれてしまうようなものです。
だから、企業の新人研修では、いつビジネスの現場に放り込まれてもいいように名刺交換などのビジネスマナーを学びます。
例えば、自分の名刺の位置を相手の名刺の位置より高くしない、というのは、相手を立てて敬意を表す意味があります。間違っちゃうと「失礼なやっちゃ」と思われても仕方ない。間違っちゃっただけなんですけどね。だから、正しい作法で「決してあなた様を見下す意図はないんです」と示さねばなりません。
■わかるんだけどメンドクサイと心の声
言ってしまっていいのか迷うけど、正直、作法を身に付けるのは面倒くさいです。ビジネスの世界の皆さんはどう思っているのか知りたくて、検索窓に「めいしこうかん」と入力してみます。候補リストに「名刺交換 無駄」と表示されました。
名刺交換は、海外では通用しない、とか、日本では礼儀作法を重んじすぎていると書いているサイトも見つけました。アメリカでは名刺はメモ代わりにするそうです。しらんけど。
■メンドクサイけどあこがれてます
礼儀作法ですから、文化や国によって違うんでしょうね。
礼儀作法、文化と言えば、板についたビジネスマナー、YouTubeで見る名刺交換の作法を美しいと思う気持ちもあります。茶道の所作とおんなじように美しい。かっこいいい。
さらっとスマートに名刺交換をしたいくて、手順をなぞるんです。でも、いつもいつも、いつまでたってもぎこちない。いつか考えなくてもさらっとできるように脳内で予習復習をしています。
■上下関係と対等な関係、こじれる私
さておき。名刺の位置の高い低いで相手に敬意を表す、ってことについて考えてしまいました。敬意って「高い」「低い」で表すのが正しいのか、って。「高い」「低い」って上下関係を想像するんです。自分の名刺の位置を低くすることにこだわるのは、そういうことかなと思うんです。
ビジネスの相手とは本来、上下関係ってないですよね。どんな商材やサービスを扱っていても、売る人と買う人は対等な立場だと、それが正しい取引なんじゃないかな。
上下がなくても、対等でも、相手を敬う気持ち、「敬意」ってあると思うんだけれど、それを表そうとすると「高い」「低い」になっちゃうんだな、と考えてしまいました。
実際の新人研修で、名刺交換をどのように教えているかわからないのにナンですが、会社に入ってすぐに、相手を立てるために「へりくだる」。それだけがマナーだと思ってしまったら。けっこうしんどいかも。
■何でも教えてくれるYouTubeありがたいね
新人なら(社労士としてはまだまだ新人の私)ほとんどの場合、相手の方が経験は長いし、教えていただこくとも多いです。
だから、わかりやすい方法で相手への敬意を表せるよう、正しく名刺交換をしたいな、と思う気持ちと、あんまり考えすぎると消耗しちゃうからほどほどにしようと思う気持ちを感じています。新入社員研修で名刺交換を教わる方はどう感じてるんでしょうね。
話は変わりますが、YouTubeってなんでも教えてくれますね。惜しみなく知識や経験を分け与えてくださるYouTubeがありがたい。ビジネスマナーを教えてくださるYouTubeの向こうにいらっしゃる先生方、メンドクサイ生徒でごめんなさい。なんやかんや言いながらこれからも拝見いたしますので、末永くよろしくお願いいたします。