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まったくもって見たとおりに撮れない
技術の問題が多分にあるとは思うのだが、まったくもって見たとおりに写らなくて愕然とした。
おととい2/26(土)のこと。
2/20(日)の夜からコロナ発症し、ずっと狭い一室に閉じこもっており、気持ちも滅入る。
ところが、カーテンを開けて北側の家が反射するまばゆいばかりの陽光に気持ちが華やぐ。
その光をとらえたかった。
まず、後ろの距離が取れない。35㎜換算(以下同じ)で24㎜の焦点距離でも入りきらない。となると魚眼レンズを使うしかない。
魚眼では、まったくもってイメージ通りにならないので、撮った画像も消してしまった。
24㎜でもイメージ通りにならないので、この際人間の目に一番近いとされる50㎜にしてみた。
見た目とは全然違うのだが、視野も狭くなっているのだが、不思議と、まだこの方がしっくりくる。
しかし、光が違う。
肉眼では、うわあっと目を刺激してくるのだ。カメラに入れたものは、それがまるでない。そぎ落とされてしまっている。
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まったく違うんだよなあ。溢れんばかりの光なんだよ。その肉体的な刺激が、精神も刺激してくんの。それがまるでない。
上の画像の白いところ見ても、目がまぶしいとは思わないでしょ。
それでいて、黒く写っている部分は、肉眼ではこんなに黒く見えないんだよ。
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カーテンレールの上にはプラレールの箱が乗っているのだが、この画像じゃわからないでしょ。肉眼ではくっくり見えるんだよ。
確かに、窓の明るいところを見て、それからプラレールを見ると、絞りを自動調節しているな、ということはわかる。ならばと、窓の明るいところを見つつプラレールを見ると、やっぱりちゃんと見える。真っ暗ではない。これも瞬時に絞りを調整しているのかもしれないが、にしても、である。
では動画ならばこれが再現できるのか。いや、できないだろう。
ヒトの目と写真は似て非なるものだと改めて思う。
この記事は書こうと思って、そのまま2日間だけだが頭の中でお蔵入りしていた。
たまたまツイッターで相互フォローさせていただいている写真家の糸崎公朗さんの以下のnoteが出てきたので、ちょっとだけ書いてみた。
ちなみに、50㎜にこだわって撮るようになったのは、以下の本がきっかけ。もう1年半くらいたつが、最近では画角に迷ったら、50㎜で撮るのを原則にしている。
それがきっかけでとりあえずこのレンズも買ってみた。今回載せた写真はすべと同レンズ。
本当はこっちが欲しかったんだけど、さすがにいきなりはバーが高かった。重たそうだしね。軽さは武器。
でも一番よさそうだなと思ってるのは、これ。
雲の写真撮るとき、24㎜だと、ああ、入りきらないってことがあるが、16㎜ならば、けっこう入るはず。50㎜で撮りたいときは目いっぱいズームしてちょうどそこって、実に使い勝手がいいと思う。
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