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「情熱大陸」のナレーターさんの本を読んでみた。

皆さん「情熱大陸」というテレビ番組をご存知でしょうか??

TBS系列局で毎週日曜日の23時から放送されています。私はこの番組をかれこれ20年近く見ています。番組自体も1998年から放送されており、今年で26年目の放送になります。

毎回、色々な分野で活躍されている人物やグループに密着して、その方々の素顔に迫る30分番組です。昨日の放送では、睡眠の研究をされている睡眠学者の方を密着していましたが、スポーツ選手だったり、経営者の方、お医者さん、時には一般企業に勤めている研究員の方にも密着したりと、社会的な肩書に関係なく、色んな方が登場するのも番組の面白いところです。

いつも、葉加瀬太郎さんが弾くバイオリンで番組が始まります。

『てっ、てっ、てぇ〜れっ、てぇ〜』

っていう感じの音色です(文字にすると迫力に欠けますが、きっと分かる方には伝わっているはずです(笑))。

まず、このオープニングで番組に引き込まれます。そして、番組の映像に寄り添うように優しく落ち着きのあるナレーションの声が耳に心地良く入ってきます。映像との一体感が素晴らしくて、更に引き込まれていきます。

この声の主こそが今回、本を執筆された窪田等(くぼた・ひとし)さんです。情熱大陸好きの私にとってはどうしても読んでおきたい一冊でしたので、すぐに入手しました。

私の中では「情熱大陸のナレーター」という印象がとても強い方ですが、色んな番組でもナレーターをされています。コロナ禍をきっかけにYouTubeチャンネルで朗読もしています。その中に「睡眠導入を促す朗読BGM」があり、試しに聴いてみたら本当に眠りに落ちてしまいました。

本を読んだ感想としては、一緒に仕事をする方々に対して自分をあまり主張しない謙虚な方だなという印象です。そして、仕事に対しては妥協せず、聴く側の方々に分かりやすく伝える事をとことん追及されている方です。ナレーターの仕事は話す事が基本ですが、よりリアリティを出すために「喋りすぎない」「間を大事にする」という事も考えながら話しているそうです。

本の一節には・・・

「読む」「話す」ではなく、「伝える」ことこそが私の仕事。そして、最終的に視聴者のみなさんに「伝わる」ことが仕事のゴールだと思っています。

「情熱が伝わる言葉の力」より

「伝える」ではなく「伝わる」。「話し手本位」ではなく「聴き手本位」という考え方。深い言葉です。

また、著書の中には相手に伝えたい事を分かりやすく伝えるための技術的な方法も書いてあります。

窪田均さんは情熱大陸のナレーターですが、いつの日か番組に密着される側で見てみたいと思います。

自分の好きなナレーターさんの本を読んで、心が穏やかになったところで

「今日も自分史上最高に生き切ろう」


最後まで読んで頂きまして、感謝致します。

次回の投稿も、良かったら覗いてみて下さい。

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