「旅する営業マン」は北海道が好き。②
20代前半に北海道へ行った後は、仕事に追われる日々が続きました。
『お得意様を開拓すれば、北海道に行けるんじゃないかな?』なんて考えていた時、とあるお得意様から北海道の方を紹介して頂きました。その後、話は順調に進んで商談成立。再度、北海道に行く事となりました。
コロナウイルス感染が拡大する前の5年前までですが、1年に1~2回のペースで出張。札幌を中心に富良野、函館へも営業をかけました。
北海道での仕事に慣れてきた頃、『自分の行きたいところにも行ってみよう!』と考え、出張に合わせて会社に2日間の休暇を申請しました。
そして、北海道での仕事を終えて休暇の1日目。まず向かったのは、空想旅行でも目的地にしていた「新十津川駅」。
札幌駅を始発とする札沼線の終着駅でしたが2020年5月、その途中にある「北海道医療大学駅」までの運転に変わり、今は廃駅になっています。私はその約1年前に行きました。
新十津川駅は、その当時「日本一早く最終列車が出発する駅」で有名でした。というのも、電車の発着は1日1往復のみ。その発車時刻は9時40分でした。ちなみに午後ではなく、なんと「午前9時40分」です。ちょっとびっくりですよね。
次に向かったのは「納沙布岬」。北海道の右端です。以前、宗谷岬に行った時と同じようなどんよりとした曇り空でした。晴れていれば、北方領土の4つの島もはっきり見えたのかな?と思います。
その日は釧路に宿泊。2日目の早朝は釧路湿原にある「細岡展望台」に行きました。
ここは、私の印象的な場所の一つです。
息を吞む感覚と言えば良いでしょうか。ずーっと遠くまで見渡す限り湿原が広がっていました。多分、20分位は何も考えずに目の前の景色を眺めていたと思います。心が洗われるような気分になりました。
そして、最後に向かったのは「幸福駅」。ここも空想旅行で行ったところです。帯広駅と広尾駅を結ぶ広尾線の途中駅になります。1987年2月に廃線になっています。
2つ手前に「愛国駅」があり、「愛国から幸福ゆき」という切符が爆発的に売れたそうです。ちなみに、私も持っています。
その後はコロナウイルス感染拡大もあり、しばらく北海道に行く機会はなかったのですが、密かに「家族みんなで北海道を感じてみたい!」と北海道旅行を計画していました。
そして今年。家族での北海道旅行が実現しました。
(つづく)
最後まで読んで頂きまして、感謝致します。
次回の投稿も、良かったら覗いてみて下さい。
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