【#マーケティングトレース】Dog Huggy
こんすけです。自分は犬を飼っているのですが、ペット関連で面白いサービスを見つけたのでマーケティングトレースしたいと思います!
Dog Huggyについて
■会社名:株式会社DogHuggy
■事業内容:ドッグホスティング事業、メディア運営
■設立年月日:2015年2月9日
Dog Huggyというドッグホストと飼い主のマッチングプラットフォーム運営をしている会社です。ドッグホスティングサービスとは、旅行や出張などのときに、近くのドッグホストが大切なわんちゃんのお世話をしてくれるドッグサービスです。ペット版Airbnbとも言われており、ペット共生社会が進んでいる欧米では一般的に使われるサービスのようです。
代表取締役社長の長塚 さんは、高校生の時に本サービスを立ち上げた学生起業家としても有名です。
マーケティングトレースシートで分析
分解して見ていきます。
日本のペット市場は飼育頭数は減っているものの、年間平均支出額があがり、成長を続けているのがわかります。ペット保険など、ペットに付随する商品も増えていますよね。
ペットホテル、シッターなどが競合に該当します。またペットの価値としては、心理的な安心を得るものや、ペットホストとなると収入を得ることができる仕組みなので、副業サービス全般もターゲットになると考えます。
ドッグホストになるためには、厳しい審査をクリアする必要があります。その審査ポイントとして、ワンちゃんを預かる環境として適切か?という部分があるため、ペット飼育可能な家に住んでいる(それだけの経済力がある)方が対象となります。
飼育経験のあるホストの家で、小さなゲージに入れられることもなくのびのびと過ごすことができるので、高品質なサービス提供に該当します。料金価格帯は、ペットホテルと比較するとやや高めに設定されていますが、「ワンちゃんにストレスない環境を与えたい」と思う飼い主も多いでしょうし、品質面で差別化ができるのではと思います。
商材は特殊ですが、基本的な構造はマッチングプラットフォーム運営となりますので、オンライン上で以下に個客(ドッグホスト/飼い主)と接点を持てるかが重要となります。メディアを見る限り、当面の目標はホスト500名との契約だそうです。
より一層"ペットホスティングサービス"という文化を広め、ブランディングをしていく必要があります。ベビーシッターなど、第三者に大事な家族を預けるという文化がないため、シェアリングという文脈に乗せるなどして広めていく必要がありそうです。
サービスのキーポイントは、競合サービスの差別化です。ドッグホテルを競合と置くならば、基本的に1ホストが大事な自分のワンちゃんだけを面倒見てくれるオンリーワンのケア体制や、環境の良さを伝えていく必要があります。また、ペット関連事業社とのタイアップ/アライアンスにより、ユーザー獲得経路を増やすのも有効と考えます。
自分も大切な相棒を預けるときに、DogHuggyを使ってみようと思います。