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パラレルワールド in 超アナログ昭和会社

■パラレルワールド in 超アナログ昭和会社

学生の頃
よく読んだ本に
「パラレルワールド」の設定があった。

私と同じもう1人の私は
パラレルに存在する
時空が異なる
もう1つの世界で生きているっていう

夢はあるけど、現実にはありえないって信じつつも
パラレル世界の私も元気に生きていて
欲しいなと思った。
私は貧しくても、君だけは幸せな金持ちでいてください!って

でも、パラレルワールドは存在した。

私の時空にいた
みんなは聞いた。

「部長は13:00-16:00他社商談で外出後帰社。
 16:00から1時間ほど社内の定例会議があるが
 その時間を2時間後ろ倒しするから
 16:00-18:00で社内の戦略会議を設定してくれ。」

と、私たちは聞いた。
本人が後ろ倒しするから、指定の時間に会議設定をして欲しいと
だから、我々は設定した。


しかし、パラレルワールドが存在したんだろう。

会議5日前で確約8日後

「17:00からでは調整になっていません。定例会は、16:00-17:00です。
基本こちらは、私が開催する会議なので優先せねばなりません。
別日設定するか?18:00からにして下さい。
事務局なんだから調整するのも仕事です。」


急に全ての記憶を失った奴がほざいてきた。

 アルツハイマー型認知症か
 記憶喪失か
 よくあるサイコパス系政治家病か

 ただの、クソか
 どっちかだと思うが

 話を裏返しては
 人のせいにしてきた。

 同じ時空にいた我々は大変驚いた。
 お互い同じ内容を聞いたことを確認後
 パラレル部長に該当の時間でOKだと言っていたではないかと聞きにいった。

 パラレル部長は言った。
 「それは、僕が開催する会議だけど、時間を調整していいと許可をしたわけで
  実際の会議調整は君たちがやらないと
  俺をいいけど、他の参加者との会議時間を再調整した上での調整ならいいよって意味だよ。」

 うわ。。。

 これは同じ地球にいる人間とは思えない話の展開だ。
 パラレルワールドでの教育課程では
 偉くなったら安易にミスを認めず、謝罪せず、人になすりつけることで、強硬突破しろと教えているんだろう
 で、その時同じ時空にいなかったから、こういった良心ぶん投げた話ができるんだろう
 と思った。

 本当に人としてクソだな
 でも、なんで上になる奴ってこんなクソばかりなんだろう
 クソじゃないと無理なのかな。
 あ、クソに傷つき、非クソは辞めるからか
 と変な納得をしながら

 会議時間は結局別日程に変更した。

 本当にクソだな。
 笑いながらクソな話をするんだから
 だから52歳でも部長でやっているんだろう。
 クビにされずにね。

 わお
 パラレルワールドでの出来事だと信じたいくらいに
 世の中は不条理で詰まっている。
 それを考えると世の中生きていくのが嫌になる。

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