W杯女子サッカー 予想的中!新興勢力
さて、本日の試合をもって予選グループの全試合が終了致します!
そして、決勝トーナメントの枠がほぼ100%埋まりました!
今日の試合の結果を観なくとも、すでに確定してます。なので自動的に、
決勝トーナメントの枠に各国を組み込む事が可能となる訳ですね。
決勝トーナメントの全組み合わせと、決勝進出国の分析・傾向と対策。
そして、この決勝トーナメントが始まる前に、ボクのW杯優勝国を最終予想したいと思っております!
その前に…
昨日の試合結果を見て行きましょう\(^o^)/
アルゼンチン対スウェーデン戦
もうすでにスウェーデンが1位抜けしてましたので、この試合は消化試合。
アルゼンチンが勝てば、2位抜けのチャンスはあると伝えておりましたが、当然そうはならない!とも伝えておりました。
ちなみに、ボクはこの試合を選択したなかったので後日ハイライトで確認したのですが、スウェーデンは主要選手をほぼ休ませて、補助要員で戦っておりますw とは言っても、スウェーデンの選手の台所事情は完璧で、入れ替えたとしても個の能力がグンと下がる事は一切無い!
アスラニやロルフォ、ブラクステニウスなどの主要選手は決勝初戦に向けて休息ですね!
たぶん、アイスクリームとか食べながら観戦を楽しんでたに違いない♪
決勝進出を決めたチームの一番有難い瞬間でもありますよね。
アルゼンチンも必死に頑張ったはずですが、まだまだ戦力を上げる努力が
必要になるチームであります。来年のフランス五輪までにチーム改革を行い、南米屈指の強豪チームに変わって欲しいものです(´ー`)
南アフリカ対イタリア戦
ボクが注目する南アフリカ、昨日はこの試合を選択した訳です!
試合においては、やはりイタリアのパス回しに苦労したというのが1つ。
もう1つは、昨日の試合では南アフリカのスピードが一段落ちてたような感じですね… 全体が速いんだけど、昨日はクガトラーナ含む前線2枚くらいの速さしか目に映りませんでした。
開始早々、南アフリカのエリア内のファウルによってPKを招いてしまい、
前半のわずか10分少々でイタリアの先制。ちょっとこの時は、ボクは冷っとしましたよね… ただ、何と言ってもクガトラーナの速さを知ってますので、1点を許しても、まだまだチャンスはあると思っておりました。
試合を観て頂いた方なら、よくわかったと思いますが、アフリカはクガトラーナを含む計4枚の選手で攻撃を仕掛けていくのが基本です。
8番のマガイア、10番のモトロラ、11番のクガトラーナ、12番のジャーメインの4人。ジャーメインはまだ肉付が良いですが、残り3人は線が細すぎるほど虚弱な選手ですw そもそも、南アフリカの選手全体が虚弱ですw
身長も高いわけでもなく、体重もありませんのでパンチのあるシュートを
放つなど到底無理なんです。ですが、彼女達には無尽蔵の体力とスピードが備わっております! これが南アフリカの一番の特徴なのです(´ー`)
相手ディフェンスに競られる前にパスを出し、速攻で攻撃を仕掛けていく。
ちょこまか動いて、コロコロとしたシュートで得点を重ねるのが彼女達の
ゴールなんですw 要は、彼女達ほどボールを繋いで繋いでというサッカーの基本的プレーで攻撃が出来ないと得点には至らないと言う事!
南アフリカのコーナーキックやセットプレーは、身長が高くないので得点する成功率は非常に低い。なので、この4枚が非常に大事になってきます。
昨日のイタリアの得点は、1つはPKであり、もう1つはコーナーキックからでした。PKなんてラッキーチャンスのようなものでサッカーの基本的な得点からズレております。ボクは常にPKという得点を認めてはいません。
不運の産物というラッキーなのです。それがエリア内PKなのです。
常日頃、練習しているパスワークを活かした攻撃で得点できるから自信にも繋がって行く。日頃の練習の成果が大事な試合で出た結果こそがチームワークによる得点なのです! 南アフリカはすべての得点がそれでした!
イタリアにも、そのチームワークはありましたが得点には至らなかった。
それは南アフリカの、ちょこまか動くあの細長い虚弱な足で防がれてたわけなんです!下の攻撃では、どれだけイニチアチブを取ろうが得点に至らなければどうにもなりません。 イタリアの猛攻も防がれては意味を成さない。
正直、途中同点に追いつかれた時点で、ドローでは負けますので南アフリカの決勝進出は諦めかけてましたが、まさか最後の最後にジャーメインからのマガイアからのクガトラーナでフィニッシュするとは夢にも思っていませんでした! あれには大喜びで叫んだものです(´ー`)
南アフリカの初の決勝進出! 夢と希望のチケットを彼女達は虚弱なチームで勝ち取った! 涙がこぼれ落ちる瞬間でもありました( ;∀;)
パナマ対フランス戦
こっちも観戦はハイライトで確認。ビックリしたのは先制点がパナマって事でした! それもボクが関心を持ったコックスがエリア外PKからロングシュートが決まってましたね!コックスはパナマの星になりそうだ(´ー`)
とはいえ、フランス相手ですからその後には一気に5点を獲られておりまして、さらに驚くのは、パナマがこの後にPKを含む2点を返した事!
やっぱパナマは期待値の大きい国ですよ! これからパナマも変わっていくと思いますよ。W杯を初経験?したはずなので、意識改革とチーム改革が進みそうな感じありますもん。
そんな結果でしたが、フランスが3失点もした事は非常に大きな意味がありますよ。ドイツがコロンビアに負けたのと、パナマに3失点したのと大して差はありません。フランスは勝ったから別に良いと思っているなら、それはそれで大きな失敗にも繋がるはずだ。
フランスは1位抜けが確定しましたが、この試合においてはパナマを評価してあげたいくらいだな。後日リプレイ動画を観て判断しよう(´ー`)
ジャマイカ対ブラジル戦
ボクが注目する2国目のチーム、ジャマイカですね(´ー`)
同じ中南米の所属ですから、雰囲気も正確も似てるでしょうし、どんな戦いになるか期待しておりました。
さすがブラジルというか、やはりブラジルが圧倒的なボール支配をしておりましたね。序盤においては、こうなっても仕方ないかなと思っていましたが、ブラジルの一番の問題が、すでに明確になった前半…
この負けられない試合で、スターティングメンバーにマルタを起用(;´Д`)
カナダ対オーストラリア戦、負けられない試合でシンクレアが起用されてました。マルタ38歳、シンクレア40歳…
いざ試合が始まれば、マルタはシンクレアよりも断然に動きましたし全然、機能しておりました! マルタが先発起用される事には問題ないと感じたのも前半早々の事です。一番の問題は、最前線にマルタとデビーニャの2枚にした事。これがブラジルの敗因とボクは思っています…(´Д`)
それによって何が起きたか?
マルタに大事なボールが集まったんです。マルタが居るから周囲の選手達はマルタにボールを回そうとしたんですよ。これが得点に至らなかった理由の1つとボクは強烈に感じてました。
デビーニャにボールが集まらないといけなかったんです!!!(;´Д`)
デビーニャ自身は、よく動き回る選手ですから最前線ゴール前に必ず居る訳ではありません。右や左、中央と色んな所から斬り込んでチャンスを作りますし、何よりもゴール前にデビーニャが居るなら、そこにパスを送る事こそがブラジルの得点イメージなのです!
それを、マルタと2枚並べたものだから決定機のあるボールの半分がマルタに流れてしまった… 別にそれ自体が悪い訳ではなく、その分、デビーニャに集まらなかった事が得点の可能性を低めてしまった。
正直、マルタはブラジルの英雄です。もしかしたら監督の意向というよりもブラジル国の意向が働いてた可能性もあります。シンクレアもそう。
ハッキリ言って、最前線の高齢者はダメなんです。ディフェンスの高齢者は問題ありません。チームの士気を上げるリーダー的存在が高齢で最前に居るとダメなんです。マルタには、ブラジルの英雄と言う権威があります。
その権威は、周囲の選手にも影響しますし、デビーニャの力をすべて奪い取ってしまった… マルタ自身が、中盤に下がって決定機に繋がるパス出しに徹底してくれてたなら、結果は変わってたのかな?とさえ思います。
ですが、残念ながらそうはならなかったし、監督も気付いたか、気付いてないかは知りませんが、この結果の最終責任は監督が取る事になるでしょう。
ブラジルの予選敗退は何十年ぶりと言ってましたかね? そりゃブラジル国民がもっと驚くでしょうに…(;´Д`)
そして、そのブラジルに点を許さなかったジャマイカが、ドローの利を活かして決勝進出となった!(´ー`)
ボクは、ジャマイカが来るのでは?と予想はしてたものの、このブラジル戦でも再再度見られたジャマイカの欠点…
ハディージャ・ショーのワントップ(;´Д`)
このまったく機能しないシステムが、ジャマイカを苦しめている。
ボクは彼女の良い所が1つも見つけられないと、以前にも伝えておるのだが、彼女もまたジャマイカでは英雄視されてるんだよね。
彼女が下手とか悪いとかではなく、彼女のもっとも得意な状況やプレーが、このジャマイカチームではまったく出来ないと言う事なんです!
ショーは、イングランドリーグのマンチェスターシティに所属しており、
日本の長谷川選手と同僚にも当たりますが、彼女はそこでは得点を量産しております。じゃあ、どんな感じで得点しているのか?
それは、強力な攻撃陣がゴール前までボールを運び、ゴール前にいるショーにボールが回って来て彼女が決める!
ゴール前でのシュート、ヘディングシュートがありますが、どちらかと言うとヘディングが強い感じを受けましたね。なので、そのようなゴール前のチャンスを、ジャマイカ攻撃陣で演出できるかがショーの活躍の鍵になるわけなんです。その攻撃陣がマンシティーよりも、断然に劣るジャマイカ…
当然、ワントップで待つショーは、敵陣の中盤辺りからボールを受け取っても、足は遅い、ドリブルは下手、フェイントも下手、長い時間ボールキープが出来ない、すぐボールを奪われる、体が重いので転倒しやすい、走り続ける事ができない上に体力もそもそもない、唯一期待できるのはフリーになった時に強烈なシュートを撃ち込めるかどうか。要は、ジャマイカでは彼女がもっとも苦手としている位置から、シュートチャンスを彼女自身で作らなければならないので全て失敗に終わるのです。
これがジャマイカにとって一番のキツい所で、ショーにボールを集める状況の中で、ショーがボールをすべて奪われてしまい相手攻撃に変わっていく。
これによって、足の速いジョディやブラックウッドはディフェンスに体力を使わされて、攻撃に体力が使えない。なので左ウイングからの攻撃がゼロになってしまう。ジャマイカは右サイドからの攻撃があまりない。
実は、ショーがレッドカードをもらって休んでいた対パナマ戦。
その時に、ショーの代わりに出たトルディ・カーターという選手が居る!
ショーよりは、断然小さくパワーもないのだが、彼女は速いし相手を抜いていける技術もある! パナマ戦では、左からブラックウッドとジョディと、このカーターの足の速い3人が組んでボールを前線に運んで行った!
これが機能して、コーナーキックも量産し、そこからスワビー姉さんが頭で決めてパナマに勝ったという経緯がある。
少なくとも、ショーを使うなとは言わないが、カーターは入れろ!と強く思っているんです。ですが、それをしない監督w
このジャマイカの監督もしくは参謀達、この選手は替えるべきだろ!と思う状況になっても替えないからねw
後半に入るショーの動きなんて、もう観れないからw 彼女が何度も転倒してチャンスを無駄にして、ディフェンス陣が苦労するのを何度も観てるしね。
そういう意味では、スワビー姉妹とブラックウッド、ジョディのディフェンスのお陰もあったし、あとキーパーがとても良かったね!
ジャマイカも初の決勝進出を果たし、とても応援しがいのあるチームではあるのだが、攻撃軸がハディージャ・ショーのみのシステムを取ると、とてもじゃないがコロンビアに勝てる感じはしないな…(;´Д`)
よう頑張ってPK勝負だけど、ジャマイカがこの先勝ち続けるような事があるのならば、東京五輪のカナダのように無失点で抑えてPKで決着をつけるという展開になるんじゃないかな~と思ってる…
ジャマイカは守備は強力なんだから、どうにか1点でも先攻できれば十分に勝つチャンスがあるからね!
ただ、初戦がコロンビアというのは、ボクとしては非常に勿体なくて残念でならない… 2つの新興勢力は離れて欲しかったね…(;´Д`)
そんな感じで、2つの初の決勝進出国が誕生したという昨晩であった!
ボクは心から嬉しいよ!(´ー`)
カナダが負けはしたものの、ブラジルだって予選敗退になった…
正直ツラい事もあるが、それよりも新たに関心を持った新興勢力国が、決勝トーナメントでどこまで結果を残してくれるか?その期待感が半端ないのでボクは十分に楽しめるW杯となっている!
南アフリカとジャマイカ、そしてコロンビアと、どちらか1国でも良いから準決勝くらいまで行ってくれると、非常に興奮しますよねぇ~(●´ω`●)
という事で、本日の試合日程を見てみましょうか!
今日の試合に関しては、完全消化試合とでも言いましょうか、
ドイツにとっては、コロンビアに負けたのでストレス発散と調子を戻すための試合にであり、コロンビアにとっては、ドイツに勝ったのでさらに調子を上げてモチベーションを高めるための試合になっているのですw
得点すると気持ちが良いものです(´ー`)
そういう意味での、ご褒美消化試合となることは間違いありません。
それでは、この後にでも、決勝トーナメントの本格的な予想とチーム分析をしたいと思います!
決勝トーナメントが始まる前に予想を立てなきゃ「よし来た!」感が薄まりますからねw 絶対に当てますよ! ボクの目は節穴じゃない事を自分自身で確認するためにも…(´ー`)
それでは後ほど ( ´Д`)ノ~ バイバイ