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「ONE APUS」 神戸港から出航
本記事は下記記事からの続きになります。
◾️12月22日
コンテナ陸揚げ作業:50本完了
コンテナ調査と貨物の状態等の確認は並行して行う。
◾️12月29日
コンテナ陸揚げ作業:126本完了
引き続きコンテナ調査と貨物の状態等の確認は並行して行う。
◾️12月30日〜1月4日
年末年始の休暇で陸揚げを休止
◾️2月末日
破損コンテナなど950本の荷揚げを完了
かなり時間が掛かった印象ですが仕方がないでしょう。
さらなる倒壊の恐れがあるため細心の注意を払いながらの慎重な作業になります。
安全最優先で進めるべきですし、同時並行でコンテナの調査もあるため時間が掛かってしまうのは仕方がないでしょう。
◾️3月16日
神戸港出港
米国西岸ロングビーチ港向け
着岸予定:3月30日予定
【神戸港(Kobe)】:3/16
↓
【米国・ロングビーチ港(Long Beach)】:3/30予定
・なぜ2月末日に荷揚げ完了したのに出港が遅れたか?
陸揚げがすべて完了した後すぐに出港できる訳ではありません。
船体自体に損傷がないかなど、船体の管理や修理に関する全面的な検査が必要となってきます。
画像引用:https://news.kobekeizai.jp/blog-entry-7140.html
◾️まとめ
神戸の港湾作業員の方は危険な作業が伴う中、本当にお疲れ様でした。
ロングビーチ港は引き続き港の混雑が続いておりコンテナヤードが混雑しております。
よってコンテナ船の沖待ちが発生しているため、予定よりもさらに遅延することが予想できます。
近年コンテナ船の大型化が進んでおります。
コンテナ船を大きくしコンテナを出来るだけ多く積むことができれば
それだけ1本あたりの運賃を分散することができ効率的だからです。
ただ、大型にすればするほど船体自体の管理運用が大変になります。
今回の事故の原因はまだ分かりませんが効率を重視するあまり事故が増えないことを祈ります。
【大型コンテナ船の事故が続いております】
2021年2月25日横浜入船[MAERSK EINDHOVEN]
2月17日の太平洋横断中に荷崩れを起こし260コンテナを失い、甲板上で65コンテナが損傷。
こちらも同様に悪天候が原因となっています。
[ONE APUS]も上記の[MAERSK EINDHOVEN]も
原因は悪天候となっておりますが
通常予想しうる悪天候ではこの様な事故は起こりません。
・コンテナ船の過積載はなかったか?
・本船へのコンテナ固定(ラッシング)やコンテナ同士の固定(ツイストロックなど)
正常に行われていたか?
・中国での港湾作業員の人手不足による事故ではないか?
・海務監督等によるコンテナプランニングやチェック(検査)に不備はなかったか?
・船体構造自体に問題はないか?
今後、事故原因が調査されていき公に明らかになることを願います。
◼️最後に
以上ここまで読んで頂きありがとうございます。
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